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読書記録

デンマークの特徴がわかる本 「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」

デンマークの特徴がわかる本 「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」

デンマークから帰国しましたが、日本に帰ってきてからもデンマークへの興味はつきません。

改めてデンマークに関する本を読んだりしているのですが、その中の一冊が今回ご紹介する、「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」です。

2009年に出された本なので情報はちょっと古いですが、読んでみても大きくは今と変わっていないと感じました。

それではここから本のレビューに入っていきますね。

デンマークの特徴が掴める本

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「世界一幸福な国デンマークの暮らし方」は、日本と比較しながら、デンマークの特徴(良い部分)を紹介している本です。

主なトピックとして、下のようなことを取り上げています。

  • 貧困
  • 政治
  • 教育
  • 社会
  • 福祉

どのトピックも詳しく掘り下げて書かれているわけではないものの、デンマークの特徴が良くわかる内容になっています。

デンマークで暮らした経験のある人やデンマークのことを勉強したという人には真新しい情報はないかもしれません。

なので、どちらかというと、デンマークに興味があってこれから行こうと思っている人に向いている本です。



「日本を良くしたい」という想いで書かれた

著者の千葉忠夫さんがこの本を書いた目的は、「日本を良くするため」。

日本は好きだけど住みやすい国だとは感じていない千葉さんは、デンマーク社会の良いところを日本の人に知ってもらって国が良い方向に進むきっかけになって欲しいという想いを込めて執筆したそうです。

その想いは若いときから持っていたようで、日本社会を改善するヒントを探すため、26歳のときに、当時から噂になっていたデンマークへ行ったと書いてありました。

そのあと、日本とデンマークの架け橋的な存在として様々な活動をされた千葉さんは、2008年には「社会福祉における国際協力の推進」を称えられ、外務大臣表彰を受けたそうです。



デンマークの特徴がわかる話を3つピックアップ

本の中で取り上げられていたデンマークの話を3つだけご紹介します。

貧困率の低さは先進国の中でもトップクラス

デンマークは貧困率が低く、先進国の中でもトップクラス。

OECDが発表した2017年のランキングでは、アイスランドに次ぐ2位です。

日本も低いんじゃない?

と思うかもしれませんが、実は日本は、OECD35ヶ国の中だと下から11番目に位置しています。

パーセンテージを見ると、日本の貧困率は15.7%で、デンマークの5.5%と比べると3倍もの差があります。

日本の貧困率、思っていたより多くなかったですか?

ちなみにここでいう貧困率とは、「相対貧困率」といって、平均年収の半分以下の人の割合のことを指しています。

政治の腐敗が世界一少ない国

デンマークは、世界で一番政治の腐敗がない国です。

Transparency Internationalが出している腐敗認識指数ランキングの2018年のデータを見ると、デンマークは腐敗の少なさ世界1位に輝いています。

たびたび政治家の汚職が報道される日本人からしたら、羨ましくなりますよね。

デンマークの政治がクリーンな理由は、大きく2つあると思っています。

一つは、政治家になる目的。

デンマークの政治家って、お給料が多くないんですよ。

多くないどころか、なんと地方議員さんはみんなボランティア。

給料なしですよ?

つまり、お金が欲しくてやっているわけじゃないということです。

政治家がお金を目的にしないなら、そりゃ汚職もなかなか起きないですよね。

これが大きな理由の一つだと思います。

もう一つは、国民の政治への関心度の高さ。

デンマークの選挙投票率って90%近くあるんです。

実際にデンマークに住んでみて思いましたが、若い子らでも政治に関心を持っていました。

そうなると、国民の意思がダイレクトに反映されるわけですよね。

政治家を選ぶ目も肥えているでしょうから、まず自分の欲のために政治家になろうなんて人が選ばれる確率も相当低くなると思います。

そんな基盤があることも、デンマーク政治で腐敗が起きにくい理由でしょう。

デンマークの高校進学率は45%

デンマークでは高校の進学率が45%であると書かれています。

これに関しては実際今はどうなのか確認できていないのですが、これぐらいの割合でもおかしくはないなというのが、デンマークに住んでみた感想です。

ちなみにその他の残りの人たちは、ほとんどが専門学校へ行くそうです。

デンマークには専門学校がたくさんあるという話は、実際にデンマーク人から教えてもらいました。

職業に直接つながる専門学校がいっぱいあって、たくさんの人が通っているそうです。

これまた、ほとんどの人が大学へ行く日本からしたら驚きの事実ですよね?

なんでデンマークは高校へ進学せず、専門学校へ行くのでしょうか。

個人的には理由は2つあると思っています。

1つは、教育。

専門学校へいきなり行くということは、もう自分の中でやりたいことがある程度見つかっているということですよね。

つまり、自分の得意や興味が見いだせる教育が行われているのだと思います。

実際にデンマーク人と生活してみると、みんなホントに自分の興味あることを楽しんでいるという印象がありました。

他人がどうとかじゃなく、自分がやりたいか。

みんなそれを大切にしているような雰囲気でした。

もう一つは、職業間の格差が少ないということ。

デンマークは経済格差が少ないことで有名です。

収入に差がないなら(小さいなら)、自分の好きなことをしよってなりますよね?

これも大きな理由じゃないかと思っています。

デンマークは見習いたいところだらけ

3つだけ例をあげましたが、これだけ見てもデンマークっていい国だなって思いますよね。

こういう内容が本の中でいくつも紹介されているので、デンマークという国の特徴を知るには良い本だと思います。

興味があれば是非一度読んでみてくださいね。

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