2018年の12月に発売された、「メモの魔力」。
そのとき海外にいた僕は、海の向こうからずっとこの本が気になっていました。
そして先月、日本に帰国し、ようやく手に取ることが!
ここでは、「メモの魔力」に書かれている内容、そしてこの本を読む意味についてまとめます。
SHOWROOM社長のメモへの熱狂
この本の著者は前田裕二さん。
大人気のバーチャルライブ配信プラットフォームを手がける会社「SHOWROOM」の社長さんです。
雲の上の存在のような前田さん、実は僕と同い年です。
同い年だからこそより強く刺激も受けるし、その凄さを身にしみて感じられて、めっちゃ尊敬しています。
そんな前田さんが書いたこの本には、彼が狂うぐらい毎日取り続けているメモへの想いが詰め込まれています。
彼自身の言葉で語られるその節々から熱を感じ、本人の人柄がそのまま出ているようです。
メモで夢を実現できる?
本の中には、メモによって実現できることが書かれています。
こんなことです。
- アイデアを生み出す
- 思考力をつける
- 自分を知る
- 夢をかなえる
一般的なメモって、用事を書いたり、授業で聞いたことを残しておいたり、要するに記憶するために書きますよね?
でも、上の内容を見てもらえばわかるとおり、前田さんの考えるメモはそんなレベルではありません。
書き残した言葉から、最後は「夢をかなえる」ところまで持っていけるもの。
それがメモだと言っています。
メモの取り方(フォーマット)を紹介
前田さんが普段やっているメモの取り方、そして具体的なノートの使い方が紹介されています。
実例も付いているので、わかりやすかったです。
詳しくは本を読んでもらいたいのですが、前田さん流のメモは下の3ステップに分かれています。
- 事実を書く
- 抽象化する
- 転用する
ほとんどの人は①で終わっていますよね。
でも、前田さんはそこから②③までしないとメモの意味がないと語っています。
「抽象化」と「転用」って、言葉だけ聞くと難しそうで、
ってなるかもしれませんね。
でも、実際に今やっているのですが、そんなに難しくないです。
むしろ、②③まで進めると楽しくなってきます。
メモの「その先」
「前田流メモ」は、記録をするための「単なるメモ」ではありません。
考えを深めるツールであり、そして物事の本質に近くためのツールです。
実際にやってみたらわかりますが、ちょっとした些細なことに対しても想いを巡らせるようになり、深く考えを進めるようになります。
彼の言う、「メモで夢をかなえられる」は、ウソではないと思います。
この方法でメモを取る習慣ができれば、深く考えるクセがつき、自分の意見やモノの見方がはっきりしてくる。
これが、「自分を知る」ということでしょう。
そして自分を知ることができたら、今度は自分が目指す方向が見えてくる。
つまり、夢がはっきり姿を表す。
上であげた「メモで実現できること」は、そんな風に繋がっていく工程の部品一つひとつなのだと思います。
なんでも突き詰めると「鋭い武器」に
僕がこの本を通して気づいた前田さんの凄さは、メモという、なんでもないようなことをとことん突き詰め、人生を決めることができる武器にまで昇華しているという点。
メモは誰でも取れるし、普段からマメに取っている人も少なくないと思います。
でも、前田さんほど取っている人はきっといないでしょう。
その熱狂たるや、ホントに尋常じゃありません。
今回はメモでしたが、実はどんなことでも、熱中して、突き詰めて、熱を込めてやれば、自分の強い味方になってくれる鋭い武器に変わるのだと思います。
だって、メモがこんな風になるんですから。
だから、「好きだけど、なんかやっていても意味がなさそう」って思ってるようなことの中に、実は大事なものが眠っているかもしれません。
大切なのは、アホみたいに熱中して突き詰めること。
これだけかもしれないですね。
きっとすぐにメモを取りたくなる
というわけで、今回はSHOWROOM社長である前田裕二さんの本、「メモの魔力」のレビューを書きました。
これを続ければホントに人生が変わるかもしれない。
そんなことを思わせてくれる本です。
読めばあなたもきっとすぐにメモを取りたくなります。
めちゃくちゃオススメの本なので、まだ読んでいない方はぜひ手に取ってみてくださいね。
