TV番組「世界ふしぎ発見」でも取り上げられた話題の場所、フェロー諸島。
ナショナルジオグラフィックが選ぶ「世界一の憧れの島」にも選出されたほど、世界的にも注目されている場所なのです。
そんなフェロー諸島がどんな場所なのか気になって、実際に行ってきました。
期待を裏切らない、素晴らしい世界が広がっていました・・・!
今日はそんなフェロー諸島で実際に行ってきたオススメの場所をご紹介します。
目次
フェロー諸島のおすすめ観光スポット
Sørvágsvatn(ソルヴァグスヴァテン湖)

Sørvágsvatn(ソルヴァグスヴァテン湖)は、フェロー諸島で一番大きな湖です。
この湖、見る角度によると、海の上に浮かんでいるように見えるということで有名な場所なんです。
上の写真のように、崖ギリギリまで湖が広がっています。
そのため、上から見ると境目が無いように見え、まるで海の上に湖が乗っかっているような錯覚に陥るということなんです。
実際に生で見てきましたが、不思議な感覚でした。
いやー、もうとにかく湖も崖も海も大きさが半端なくて圧巻の一言。

こんな景色、生まれて初めてで、本当に感動しました。
フェロー諸島に行くなら、外せないスポットだと僕は思います。
場所は、フェロー諸島の空港Vager Airportの近くです。
僕は今回、現地のツアーに参加してこの湖の絶景ポイントまで連れて行ってもらいました。
一つ目の写真を撮った場所なんかは、めちゃくちゃ急な崖で、落ちたら絶対死んじゃいます。
風がかなり強くて、「落ちてまうんちゃうか・・・」って思ってしまうぐらい怖い場面もありました・・・。
なので、個人的にはツアーに参加することをおすすめします。
僕が参加したツアーは、このあとご紹介する「Gasadalur(ガサダルー)」への観光とセットになっていました。
詳しいことは下でまとめてご紹介しますね。
Gasadalur(ガサダルー)

Gasadalur(ガサダルー)は、滝と村で有名な場所。
滝の上に小さな村があるこの写真が、僕はめちゃくちゃお気に入りです。
この滝は北太平洋で一番大きいと言われています。
見ていただいたらわかる通り、確かにでかいです。
「北太平洋で一番大きい滝」というだけでかなりキャッチーですが、それに引けを取らないぐらい興味深いのが、ここの村です。
なんとこの村、今16人しか住んでいないんです。
めちゃくちゃ少ない・・・。
周りが山に囲まれていて、これぞまさに秘境です。

ちょっと前に山にトンネルが掘られてアクセスしやすくなったのですが、それまで住民は山を登り降りして他の街へ行っていたそうです。
そのトンネルが掘られた時の住民は16人よりさらに少なく、なんと8人しかいなかったそう。
つまり、8人のためにトンネルが掘られたということです。
すごい話ですね。
この村は、先ほどご紹介した湖と同じVagarという島にあります。
空港から車で20分ほどの場所です。
ここは先ほどの湖と違って、車があれば個人でも行けます。
僕はツアーで行ったので、そのことについてはこの後書きます。
Gjogv(ギョーク)

最後にご紹介するのは、Gjogv(ギョーク)という村。
ギョークもフェロー諸島で人気のスポットの一つ。
ここは、大きな峡谷があることで知られており、観光客はみんなそれを目的にやってきます。
この峡谷は、村から海に向かって200mほど続いているんだとか。
ちなみに、ギョーク(Gjogv)という名前はフェロー語で「峡谷」という意味です。
峡谷を登っていくと、頂上付近に「Mary’s bench」というベンチが置いてあります。
これは、2005年にデンマークのフレデリクス皇太子とメアリー皇太子妃が訪れた記念として設置されたものだそうです。
このベンチからの景色を見に来る人も多いそうですよ。

このベンチを目指して峡谷を登っていたら、道にたくさんの羊が。
可愛かったんですが、人見知りでみんなそそくさと逃げて行っちゃいました・・・。

ギョークは、首都トースハウンがある島の横にあるEysturoy島の最北端にあります。
僕は、Oyrarbakkiというところまでバスで行き、そこからタクシーでギョークに行きました。
ギョーク行きのバスもあるのですが、この日は良い時間のバスがなく、泣く泣くタクシーで行くことに。
タクシー、めちゃくちゃ高いんですよ。
タクシーの数が少ないんで、ギョークまで連れて行ってもらった後、帰りも同じタクシーの運転手さんにお願いしないとダメな状況で。
そうなると、タクシーの運転手さんを長い時間拘束しちゃうことになるので、その分の費用もプラス。
結局、往復の送迎+運転手さんの待ち時間を合計して3時間ぐらい必要になり、2万円かかりました。
でも、その運転手さんはめっちゃ良い人で、「写真を撮りたい」って言ったら快く止まってくれたし、各地のいろんな情報を教えてくれたので、ほぼツアーのガイドさんみたいな感じでした。
トースハウンの旧市街

首都トースハウンには、Old town(旧市街)と呼ばれる一角が。
そこには、フェロー諸島の代名詞である「芝生屋根」の家がたくさんあります。
とても可愛らしく散歩して見て回るだけでも楽しかったです。
また、同じ区画に政府の建物があります。
首相のオフィスや財務省があったりするのですが、それらも芝生を屋根に乗せた同じような建物なのです。

トースハンの旧市街は、このあたり。
小さなエリアなので、20分もあれば十分です。
ぜひ行ってみてくださいね。
おすすめのツアー
ソルヴァグスヴァテン湖(フェロー最大の湖)とガサダルー(滝と村で有名)にはツアーで行ってきました。
僕が参加したツアーは、こちら。
The Classic Tour of Vágar | Guide to Faroe Islands
ツアー内容のポイントをあげると、下のような感じです。
- ガイドさん(英語)が来てくれる
- Sørvágsvatn(湖)の絶景ポイントへ案内してくれる(ハイキング)
- Gasadalur(滝と村で有名)へ連れて行ってもらえる
- 車で送り迎えしてくれる
ソルヴァグスヴァテン湖のハイキングに2時間半、ガサダルーに1時間ほど使い、全部で約3時間半のツアーでした。
僕たちに付いてくれた方は、すごく気さくな女性のガイドさんで、楽しい時間を過ごせました。

「食べ物は持参」って事前に言われてたんですが、このガイドさんは水と軽食を用意して来てくれていて、絶景を見ながら頂きました・・・。

ちなみに、このツアーは年中やってるんですが、僕が行ったのは11月で完全にオフシーズン。
他の観光客が一切いなかったので、ガイドさんを独占できました。
Gasadalurはレンタカーを借りて自分たちで行くことも全然できますが、Sørvágsvatnに関しては、少し危険な場所があったので、個人的にはツアーに参加してよかったと思いました。
冬のフェロー諸島は意外とアリ
フェロー諸島への旅行はやっぱり夏が人気です。
なぜかって、あのパフィンがいるし、やっぱり暖かい方が観光しやすいんで当然ですよね。
特にフェロー諸島は自然が醍醐味ですからね。
でも、僕が行ったのは11月。
もうほぼ冬でした。
で、実際どうだったかって言うと、うん、やっぱり夏にまた来てみたいと思った。
パフィンいなかったし。
でも、11月なんで、思ったほど寒くはなかったです。
僕はフェロー諸島の前にアイスランドへ行ってたから寒く感じなかったのかもしれませんが。
あと、観光客が圧倒的に少ないというのは、かなりメリットだと感じました。
上で紹介したようなめちゃくちゃ素晴らしい景色がほぼ独り占めできますからね。
そういう意味では、冬のフェロー諸島もアリかもしれません。
いや、でもやっぱり夏ですね。
まとめ
今回は、フェロー諸島の観光スポットについてまとめました。
実際に行ってみたら、「世界で最も憧れの島」と言われるのも納得できました。
自然の規模が違いすぎる・・・!
日本からだとちょっと遠いですが、行く価値はあります。
興味のある方は是非行ってみてくださいね。
