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デンマークについて知る

【デンマークがわかる本】実際に読んだ本を7冊ご紹介します

【デンマークの本】実際に読んでよかった書籍をまとめました

1年間暮らしたデンマーク。

本当に魅力的で、

ずっとここに住みたい!

と思うほどでした。

できればいろんな人にデンマークに行ってもらい、その素晴らしさを感じていただきたいところですが、時間もお金もかかって難しいという人も多いかと思います。

そこで今回は、デンマークのことがよくわかる本をご紹介したいと思います。

実際に読んだデンマークのおすすめ本

デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義

『デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義』は、デンマーク幸福研究所の所長であるマイク・ヴァイキングさん(Meik Wiking)が書いた本。

「幸せのスペシャリスト」であるマイクさんが、

  • そもそも「幸せ」とは?
  • 「幸せ」はどうやって測るのか
  • 何が「幸せ」に影響を与えるのか

というポイントにフォーカスを当てて説明してくれています。

幸せの国として知られているデンマークについてたくさん触れられているので、デンマークは一体何が他の国と違うのかがよくわかりますよ。

 

ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方

『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』は、デンマークの言葉「HYGGE(ヒュッゲ)」について解説した本。

日本でも一時期「ヒュッゲ」が話題になりましたが、この本の影響もかなり大きかったのではないでしょうか。

この本には、下のようなことが書かれています。

  • ヒュッゲとは何か
  • どういう時にヒュッゲを感じるのか
  • どうすればヒュッゲを作れるのか

この本で書かれているヒュッゲの作り方は、実際に現地に住んでみた経験からしても、「確かにデンマーク人はこういうことを好んでたな〜」と感じるものばかりでした。

デンマーク人と会話していると、本当に頻繁に「ヒュッゲ」という言葉が飛び交います。

つまり、デンマークを理解する上で、ヒュッゲは外せません。

もちろん本を読んだだけでヒュッゲのすべてがわかるわけではありませんが、入門編としてこの本はおすすめです。

とても優しい口調で書かれているので、すごく読みやすいですよ。

 

ロラン島のエコ・チャレンジ―デンマーク発、100%自然エネルギーの島

島の電力を100%自然エネルギーで作り、さらに余った電力を国内や国外に売っているという超エコなデンマークの島、ロラン島について書かれた本。

今でこそ、世界中から大注目されているロラン島ですが、ひと昔前は失業率が20%を超えるような活気のない場所でした。

そんなロラン島がなぜ世界のモデルになるような島になれたのか、この本ではその取り組みが詳しく解説されています。

著者はニールセン北村朋子さん。

デンマークに行ったことがある人はおそらく一度は耳にしたことがあるんじゃないかな?と思うほど、デンマークの日本人と言えばこの方!という女性です。

日本の都市開発なんかにも参考にできるヒントがたくさん詰まっている、素敵な本ですよ。

 

クリスチャニア 自由の国に生きるデンマークの奇跡

『クリスチャニア 自由の国に生きるデンマークの奇跡』は、デンマークの首都コペンハーゲンにある自治区「クリスチャニア」をテーマにした本

クリスチャニアってどんなところ?

と思われた方は、こちらの記事をご覧ください。

クリスチャニアの看板
【コペンハーゲン】クリスチャニアを観光。特徴、治安、行き方などをまとめましたクリスチャニアという場所を知っていますか? 日本ではあまり有名ではないかもしれませんが、デンマークに行くならここは知っておいた方が...

 

クリスチャニアはデンマークの中で、いや、世界の中でも異質なエリア。

そのクリスチャニアの住人に、著者の清水さんがインタビューをしながら、クリスチャニアの成り立ち、仕組み、大切にしている考え方などを明らかにしていくという内容です。

実際に住んでいる人たちの話を通して、リアルなクリスチャニアを知ることができます。

内容もさることながら、中の写真も素敵で、きっと読んだら行きたくなると思います。

また、後半にかけて、デンマーク全体の話も入ってきます。

デンマーク独特の学校「エフタスコーレ」、デンマークの父「グルントヴィ」、デンマークが向き合ってきたエネルギー政策の話などなど、デンマーク人の考え方がよくわかる内容になっていて、すごく参考になりますよ。

おすすめです。

僕たちはファッションの力で世界を変える ザ・イノウエ・ブラザーズという生き方

『僕たちはファッションの力で世界を変える ザ・イノウエ・ブラザーズという生き方』は、ファッションブランド「ザ・イノウエ・ブラザーズ」が誕生するまでの道のりや企業としての考え方についてまとめられた本。

え、どこがデンマークの本なの?

と思われたそこのあなた!

実は、 ザ・イノウエ・ブラザーズを作った井上聡さんと清史さんは、デンマークで生まれ育った日系2世なんです。

この本の中には、彼らがデンマークで過ごした幼少期の話がよく出てきます。

公平で多文化を寛容に受け入れる国としてのイメージがあるデンマークですが、彼らが子どものときは、見た目の違いで偏見や差別を受け、つらい思いをたくさんしたそうです…。

デンマークは世界で一番幸福度の高い国として良い面ばかり取り上げられがちですが、実際に「外国人」として現地で過ごした彼らの話を通して、デンマークもやはり全てが素晴らしいというわけではないことに気づきます。

リアルなデンマークの一端を知ることができる、オススメの本です。

あと、この本を読むと、ザ・イノウエ・ブラザーズのファンになっちゃいます。

 

世界一幸福な国デンマークの暮らし方

『世界一幸福な国デンマークの暮らし方』は、デンマークの良いところについてわかりやすく書かれている本。

政治、教育、福祉など、日本と比べながら解説されています。

デンマークの特徴をつかめるので、これからデンマークに行きたいと思っている方や、デンマークに少し興味があるという人にぜひ一度読んでいただきたい一冊です。

 

なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか

長い。タイトルが長い。しかし、中はそんなに長くなく、ちょうどいい感じです。

まさにタイトル通りなのですが、デンマークがどうやって今のような幸せの国を作ることができたのかということを、日本と比較しながら書かれた本。

氷河期あたりからデンマークの歴史を振り返り、かなり長いスパンで、今のデンマークにたどり着いた流れを知ることができます。

著者のケンジ・ステファン・スズキさんは、その昔、日本を良くしたいという一心でデンマークに渡った方。

成熟したデンマークの社会や福祉の仕組みを学び、それを日本のために活用したいという思いが、本の中から汲み取れます。

2008年に刊行された少し古い本ではありますが、今読んでも勉強になる一冊です。

 

やっぱり読書だけじゃなくてデンマークに行ってほしい!

今回は、デンマークのことがよくわかる本をご紹介しました。

どの本も面白くて、デンマークについて知ることができるのですが、やはり個人的には実際に現地に行ってみてもらいたい!

文字だけでは伝わらない魅力が、デンマークにはたくさんあるからです。

旅行を計画中の方、海外留学やワーホリを考えている方、デンマークを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?

絵になるニューハウン
僕がデンマークのワーホリをオススメする11の理由。 1年間のデンマーク生活を終え、帰国しました。 さて、この記事を読んでくださっている方の中には、こんな風に悩んでいる人もいるので...