ポストカードのお店はこちら
ポルトガル

【ポルト】ハリポタのモデル?世界一美しい書店「レロ」についてまとめました

ポルトのレロ書店に行ってきました

ポルトガル第二の都市「ポルト」には名物の本屋さんがあります。

本屋さんが名物って、どういうこっちゃ?って感じですが、行ってみたらわかりました。

これは名物になるわ。

というわけで今回は、ポルトにある書店「レロ」がどんなところなのか、そして、行き方や料金などについてまとめます。

レロ書店とは?

1906年創業の老舗本屋さん

書店「レロ(Livraria Lello)」は、1906年に創業。

オープンしてから100年以上も経っている、めちゃくちゃ老舗の本屋さんです。

 

この本屋さんを開いたのは、ホセ・レロ(José Lello)とアントニオ・レロ(António Lello)という兄弟。

店名の「レロ」は二人の名前から来てるんですよね。

ちなみに、レロ書店は「レロ・イ・イルマオン(Lello e Irmão)」っていう呼ばれ方もしてるんですが、「レロと兄弟」って意味らしいです。(ポルトガル語できる人、合ってますか〜?)

 

元々、彼らは本を取り扱う会社を作ってたんですが、ホセさん(たぶん兄ちゃん)が、

俺、いつか、ホンマの本屋さんしたいねん!

という夢を持っていたらしく、1881年にその想いを実現。

その数年後に、アントニオさん(きっと弟)も、

ええやん、兄ちゃん、ええやん!俺もやる!!

ってことで、一緒に働くことになったみたいです。

 

1894年に、ホセさんは大胆にも「Chardron Bookshop」という本屋さんを買っちゃいます。

その「Chardron Bookshop」が、今のレロ書店の元の姿。

レロ書店の入り口には、今も「Chardron」という文字が残っていました。

レロ書店の入り口。「CHARDRON」の文字が!レロ書店の入り口。「CHARDRON」の文字が!

そして色々あって(きっと色々あったはず)、1906年にレロ書店としてオープンしたのでした。

 

ハリーポッターのモデルになったという噂

レロ書店はハリーポッターのモデル?レロ書店はハリーポッターのモデル?

レロ書店、実はハリーポッターのモデルになった可能性があります。

ハリーポッターの作者であるJ・K・ローリングさんは、一時期このポルトで英語の教師をしていたそうなんです。

彼女が住んでいたこの街に、こんな本屋さんがあるんですから、そりゃみんな思います。

「この本屋さんから着想を得てハリーポッターの世界観ができたのでは?」

と。

ハリーポッター臭がプンプンするレロ書店の中ハリーポッター臭がプンプンするレロ書店の中

ホントに映画の中の世界みたいで、ハリーポッターのにわかファンである僕は静かに興奮していました。

 

世界で最も美しい書店の一つ

レロ書店といえばこの階段レロ書店といえばこの階段

レロ書店は、Guardianの「The world’s 10 best bookshops」など、いろんな媒体で、「世界で一番美しい本屋」の1つとしてピックアップされています。

実際に現地に行ってみたけど、ここが選ばれることに何の異論もありませんでしたね。

子供心も大人心もくすぐってくる、ファンタスティックなアトモスフィアー。(大柴さん、お元気でしょうか?)

街の本屋さんといったイメージは、微塵も感じられませんでした。

レロ書店の2階。天井はガラス。レロ書店の2階。天井はガラス。

 

入場料

レロ書店は「本屋さん」なのですが、なんと入るときにお金を払わないとダメなんです。

あまりにも有名になりすぎて、本を買わずに中だけ見て帰る人が続出したから入場料を取るようにしたという話を聞きました。

でも実は、「入場料」と言いながらも、本を買えば入場料分が値引きされるようになってます。

なので、本を買う人にとっては特に負担はありません。

料金は大人ひとり5ユーロ(約600円)です。

 

チケット

レロに入るためには、入場チケットを購入する必要があります。

レロ書店のチケット。レロ書店の横にあるショップで購入しました。レロ書店のチケット。

チケットはレロ書店ではなく、レロ書店の2軒隣ぐらいにあるショップ「Armazéns do Castelo」で売っています。

レロ書店の2軒隣ぐらいにあるショップ「Armazéns do Castelo」レロ書店の2軒隣ぐらいにあるショップ「Armazéns do Castelo」

いろんなグッズが売ってる売店なのですが、お店の奥に進んで行くと、下の画像のようなカウンターがあり、ここでレロ書店のチケットが買えます。

レロ書店の2軒隣ぐらいにあるArmazéns do CasteloArmazéns do Casteloを奥に進むとレロ書店のチケットカウンターが。

 

予約

チケットは、レロ書店のすぐ近くにある「Armazéns do Castelo」で買えますが、オンラインでも購入可能です。

日時を指定して買えるので、事前予約のようなイメージですね。

チケットのオンライン購入は、レロ書店の公式サイトで受け付けています。

購入したらメールでチケットが届くので、それを印刷するか、もしくは添付されているPDFをそのままお店で見せればいいそうです。

 

注意点

観光客がかなり多い

レロ書店はポルトを代表する観光地と言っても過言ではないくらい人気があります。

僕が行ったときも人で溢れかえっていて、思うように写真撮影ができませんでした。

「インスタ映えする写真が撮りたい!」

と思っても、人が多すぎて難しいかもしれません。

というか難しいです。

 

カバンは持ち込めない可能性も

チケットを購入した僕は、それを右手に握りしめて意気揚々とレロ書店に行ったんですが、入ろうとしたらスタッフさんに止められました。

理由は、背負っていたリュック。

めちゃくちゃ大きいってわけではなかったんですが、店内では邪魔になるからということで持ち込めないと言われました。

持ち込めないって言われても・・・

って思ったんですけど、実は入場チケットを売っているショップ「Armazéns do Castelo」にコインロッカーがあるので、預けることができます。

Armazéns do Casteloのコインロッカー。レロ書店に行く前に荷物を預けましょう。Armazéns do Casteloのコインロッカー。レロ書店に行く前に荷物を預けましょう。

ちょっと大きめのカバンを持ってる人は、預けてからレロ書店に向かってくださいね。

 

行き方

レロ書店の場所はこちら。

ポルトのメイン駅である「サン・ベント」駅から歩いて5分という距離。

街並みを楽しみながらテクテク歩いていると、すぐに着きます。

一番の目印は、ポルトを一望できるタワーがあるクレリゴス教会ですね。

クレリゴス教会の近くまで来たら、レロ書店はもうすぐそこです。

 

まとめ

今回は、ポルトの観光スポット「レロ書店」についてまとめました。

ポルトは町全体の景色もめっちゃ素敵ですけど、レロ書店の中も負けてはいません。

ぜひ行ってみてくださいね。

名称 レロ書店(Livraria Lello)
場所 R. das Carmelitas 144, 4050-161 Porto, ポルトガル
営業時間 毎日9時半〜20時
料金 5ユーロ(本を購入すればキャッシュバック)
ホームページ Livraria Lello

次の記事 >> 魚介料理が美味しすぎてポルトのレストランで悶絶

 

参考:
The world’s 10 best bookshops
Homepage Livraria Lello