こんにちは。
ポルトなうです。
相変わらず街をゆっくり街歩きする、「ゆるゆるスタイル」で旅していますよ。
ゆるゆるしながら街を歩いていると、ポルトはある物で溢れていることに気づきます。
それは何かというと、アズレージョです。
「アズレージョ?何それ?」
ですよね。
僕も
「アズレージョ?何それ?」
と思ってました。
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ポルトに溢れるアズレージョ
アズレージョとは?
アズレージョっていうのは、単刀直入に言うと、タイルのことです。
装飾タイルですね。

綺麗ですよね。
これが、街の至るところで使われています。
教会やら、駅やら、一般の家の壁にも貼られていて、もうこの街はアズレージョの宝石箱です。
僕は今回のポルトが初めてのポルトガルなんですが、この国では他の街でもアズレージョがふんだんに取り入れられているみたいですよ。
いつか他のところにも行ってみたいものです。
ちなみに、アズレージョ(azulejo)はポルトガル語で「タイル」という意味らしいです。
ここのタイルの種類の名前がアズレージョ、というわけではないみたい。
現地の言葉をそのままカタカナにしただけなんですね。
「寿司」を外人さんが「Sushi」というのと同じような感じでしょうか?
色は青×白以外にも
街を彩るアズレージョの色は様々。
「青×白」の組み合わせが一番多いです。

その次が黄色かな?

こんな色もありました。

見ていただいたらわかる通り、柄もホンマに多種多様。
街を歩きながら、勝手に自分のお気に入りのアズレージョを探し回るのも楽しいですよ。
ポルトで見た「すごい」アズレージョ
ポルトでは、教会の壁から一般の住宅まで、ホントにいろんなところでアズレージョが使われてて、アズレージョ祭り状態です。
そんな中でも、
「これ、やばっ!」
と思ったアズレージョスポットをいくつかご紹介します!
サン・ベント駅
サン・ベント駅は、「世界で一番美しい駅」なんて言う人も多いみたいですよ。
何をもって「世界一」とするのかもはやよくわからないのですが、まあでも確かに綺麗でした!
外から見たら、
「え、普通じゃない?」
って感じなんですが、中がね、もう、アズレージョもアズレージョ。

360℃アズレージョ!というわけではありませんが、なんとこの駅で使われているタイルの数、2万枚ですって。
551㎡をその数のタイルが覆っています。
やっぱり圧倒的な規模って、感動を産みますね。
ベーシックな青白タイルで、ポルトガルで起こった歴史的に重要な出来事を描いています。
めーっちゃ綺麗な壁でした。

場所も載せておきますね。
カルモ教会
僕が一番はじめに目にして
「うわ!なんじゃこれ!」
って驚いたのが、このカルモ教会のアズレージョでした。
正面から見ると、
「ヨーロッパらしい歴史ある教会やな〜」
って感じなんですが、ところがどっこい、側面を見てみるとアズレージョがいるじゃないですか。

この「側面だけ」っていうのが個人的にはツボです。
「アズレージョランキング」だけに止まらず、「ポルトの観光スポットランキング」でも上位に食い込んでくるぐらい好きな建物ですね。
なんでポルトガルはアズレージョだらけなの?

「ポルトガルといえばアズレージョ!」
ぐらいの勢いなんですが、なんでこんなにアズレージョだらけなんでしょう?
そんな疑問を解消するため、お兄さんは調べてみましたよ。
アズレージョは15世紀頃、当時の王様マヌエル1世さんがスペインから持ち帰ってきたところから始まったそう。
元々アズレージョは中東から来たとされているんです。
その頃のイベリア半島(ポルトガルとスペインがあるところ)は、イスラム教の影響を強く受けていたので、まずは誰かがスペインに持ち込み、それをマヌエル1世さんがポルトガルに持ってきた、という流れだそうですよ。
そして、アズレージョは、空白がたくさんあったゴシック時代の建物の壁を埋めていくかのように使われ、それがどんどん広まって今に至っています。
アズレージョ、売ってます。
この綺麗なアズレージョ、実はお土産屋さんで売ってます。
割れ物なのでやや怖いですが、良いお土産になるかもしれませんね。
ちなみに僕は今、買おうかどうか絶賛悩み中です。
まとめ
ということで、今回はアズレージョについてお届けしました。
正直ポルトガルに来るまで全く知らなかったこのアズレージョですが、もうこれだけ毎日目にすると、嫌でも好きになります。
全然嫌じゃないんですけどね。
もしポルトに行かれたら、チェックしてみてくださいね。