2ヶ月近くかけてヨーロッパを旅した僕ですが、一番長く滞在したのがクロアチアでした。
その期間、約3週間。
それだけガッツリ滞在したら、やっぱりあれやこれや知りたくなるものです。
その一つが、今日のテーマである産業。
一体、クロアチアは何で稼いでいるのか?
旅行中、すごく気になっていました。
皆さんは何か思いつきますか?
クロアチアの主な産業
観光業
まず一つは、観光業です。
クロアチアは世界中の人から旅行先として人気の国。
「アドリア海の真珠」と呼ばれているドゥブロヴニクを中心に、あちらこちらに観光スポットが点在しています。
ドゥブロヴニクは「紅の豚」や「魔女の宅急便」の舞台とも言われていて、日本人にも人気です。
ここ最近、旅行者が増えているそうですよ。
クロアチアには、街だけでなく豊かな自然もいっぱいあり、世界遺産に登録されている場所も。
観光業は、GDPの約19%を占めていて(2016年)、この分野が国を支えていると言っても過言ではありません。
実際に行ってみましたが、ホントにどこも魅力的で、
「そりゃみんな来るわ!」
と、納得です。
製造業
製造業もクロアチアの主要産業。
内訳としては、食品加工業、金属加工業、石油化学工業などなど。
でも、食品加工以外の分野は全体的に調子があまり良くないみたいです。
不動産業
不動産業も盛んなようです。
2017年はGDPの9.7%を占めるほどで、この国を下支えしている産業になっています。
金融業
金融業もGDPの6.1%(2017年)と、クロアチアでは大きな分野の1つ。
GDPは緩やかに回復
2000年以降、ずーっとGDP成長率が4%以上という、イケイケ状態が続いていたクロアチアなんですが、2008年のリーマンショック以降は6年間マイナスに。
でも、ここ最近また回復してきて、2019年も2%台の成長が見込まれています。
よかったよかった。
貿易はかなりの赤字
GDPは調子よく回復していますが、貿易では大損しています。
2017年の貿易額を見てみると、輸入が157億ドル、輸出が246億ドルで、貿易赤字88億ドルという状況。
大赤字ですね・・・。
真っ赤っかです・・・。
ちなみに、主な品目は、輸出入ともに、食品・飲料、繊維製品、金属部品が上位を占めています。
貿易相手は、イタリア、ドイツ、スロベニアがトップ3です。
失業率が高いクロアチア
実はクロアチア、失業率がかなり高いんです。
2017年の失業率は11.2%、若者の失業率はなんと27.4%。
この数字は、EU28ヶ国中、ギリシャ、スペイン、イタリアに次ぐ高さです。
みんな職に困っていたなんて・・・旅行していたときは全く感じませんでした。
まとめ
というわけで、今日は前から気になっていたクロアチアの産業について取り上げてみました。
その国のことをいろいろ知ると、旅行がまた一段と楽しくなりますよね。
また他にも気になることがあったら、調べてご報告しようと思います。
<参考>