デンマークのエスビャウという街をご存知ですか?
日本ではあまり知られていない場所なんですが、僕は2月と7月に観光しました。
というわけで、今日はそんなエスビャウについて、どんな街なのかまとめてみます。
目次
エスビャウってどんなところ?
Esbjerg(エスビャウ)は、ユトランド半島の西側にあるデンマークの街。
人口は約72,000人(2018年1月時点)と、デンマークで5番目に大きな都市です。
北海に面している土地柄からやはり主要産業は漁業で、昔はデンマークで1番の漁港として栄えていたそうですよ。
ちなみに、1868年に港を作るという決定がなされ、2018年の今年はそれからちょうど150年。
ということで、エスビャウではそれを祝って、今年は色んな行事をやってるそうです。
エスビャウにあるもの
さて、エスビャウにはどんなものがあるのでしょう。
果たしてエスビャウは観光すべき場所なんでしょうか?
その答えを探るため、僕の体験をベースに少しエスビャウの街をご紹介します。
デンマークで1番長い歩行者天国
エスビャウには、デンマークで1番長い歩行者天国があります。
それがこちら。
具体的にどのくらいの距離があるのか、明記されてるものは発見できなかったんですが、Google Mapで計測してみたところ、850mほどありました。
この長い歩行者天国の両サイドには、食べ物屋さんから服屋さんまで、いっぱい店が並んでます。
買い物に最適ですし、「デンマークで一番」と聞くと歩きたくなっちゃいますね。
建築家ウッツォンがデザインしたコンサートホール
建築家のヨーン・ウッツォンという人をご存知でしょうか?
ウッツォンはデンマーク人の建築家なんですが、シドニーのオペラハウスを設計したことで有名です。
上の写真は、僕が2017年12月にオーストラリアへ旅行で行ったときのもの。
遠くから見るとそんなでもなかったんですが、近くで見ると迫力がありました。
独特のフォルムをしてます。
そんなウッツォンがデザインした建物が、この街にもあります。
それがこちらの「Musikhuset Esbjerg」というコンサートホール。
オペラハウスとは少し違いますが、でもやはり特有の形をしていました。
毎年100以上のコンサートをしていて、この地域には欠かせない場所となっているようです。
白い巨人像
さて、エスビャウといえばこれです。
「MENNESKET VED HAVET(海に出会う人)」というモニュメント。
これめちゃくちゃ大きくて、人が側に立つと、この巨人像の足のスネの真ん中ぐらいに頭がきます。
この像は海の側にあります。
海の方に向かって座っているんで、船でこのエスビャウに到着すると、これが出迎えてくれる形になっているわけです。
何も知らなかったら怖いですね・・・。
自治体の独立100周年を記念して、1994〜1995年にかけて作ったんだとか。
エスビャウの観光パンフレットの一番はじめに掲載されるほど、この街を象徴するものになってます。
街を見渡せる給水塔
1897年に建てられた給水塔が残ってました。
それがこちら。
お城の一部のような外観です。
これができるまで、エスビャウの人たちは街のメイン広場やプライベートの井戸から水を汲み上げていたそうです。
でも、人口が増加したこともあって、水道や給水塔の建設に踏み切ったとのことでした。
32㎡の高さ、そして131㎥のタンクを備えていたこの給水塔は数年稼働していたそうですよ。
今は動いていないですが、観光スポットとして公開されてます。
ちなみに入場料は20DKKでした。
中に入ると、こんな階段が続いています。
一番頂上まで登ると、エスビャウの街を見下ろすことができます。(天候には恵まれず・・・)
僕以外にも何人か登ってる人がいたので、エスビャウの中では有名なものなのかもしれません。
スケートリンク
冬になると、この街の中心にある広場にスケートリンクが現れます。
2月に行ったときに滑ってきました。
銅像を真ん中に置いてスケートリンクを作っちゃってます。
邪魔なような感じもしますが、これを軸に自然と周りを滑るような流れができるし、足を休めたい人の休憩場所にもなってました。
僕が行ったときは、写真のような感じでそこまで人が多くなく、問題なく滑れましたよ。
スケート靴は借りれるので、手ぶらで行っても大丈夫でした。
教会
この街にはVor Frelsers Kirkeという教会があります。
広い敷地の真ん中にポツンと立っていました。
開いていたので、中にも入ってきました。
落ち着いた色調の立派な教会です。
厳かな(おごそかな)雰囲気が出ていて、中は僕ひとりだったのに、思わず静かにソーっと歩いちゃいました。
博物館
入りはしなかったんですが、Esbjerg Museumという博物館がありました。
エスビャウの歴史についての展示をしているみたいです。
入場料は、大人ひとり50DKK。
港
上で書いた通り、この街は昔から漁港として栄えてきました。
今も船の発着場や発電所なんかで、港は賑やかでした。
宿(ここに泊まりました)
Airbnbを使って、一般の方の家に泊まってきました。
泊まったのは、下のリンクのお家。
Airbnb:Værelse i byhus – 借りられる一軒家 – Esbjerg, デンマーク
駅から徒歩5分強と、便利な場所にありました。
よかったのは立地だけではありません。
家の中はめっちゃ清潔で、そしてお洒落。
なのに、一泊約4,000円という安さ!
最高です。
キッチンもダイニングも使わせてもらえたんで、毎日自炊しました。
エスビャウに泊まるなら、間違いなくおすすめできる宿です。
まとめ
今回はエスビャウについてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
タイトルの「エスビャウは観光すべきか」という問いですが、日本から旅行で来られる場合に選ぶ場所としては少し魅力に欠けるかなという印象です。
でも、上でご紹介したようなユニークな場所もあるので、僕のようなデンマークに住んでいる人なら、一度行ってみても良いのでは?という感じがします。
というわけで、今日はエスビャウのレポートをお届けしました。
それではこの辺で。
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