今日は、先日行ってきたLangeland(ランゲラン)という島について書きたいと思います。
ランゲランは、僕が通っているフォルケホイスコーレ(学校)の先生が教えてくれたデンマークの島です。
行ってみると魅力たっぷりな場所で、またいつか戻ってきたいと思うほどでした。
日本ではあまり知られていない場所だと思うので、僕が見たこの島のあれこれをまとめてみます。
目次
ランゲランってどんなところ?
フュン島の近くにある島
ランゲランは、フュン島(童話作家アンデルセンで有名なオーデンセという街があるところ)の南東にあるデンマークの島です。
人口は2018年現在で約12,500人。
面積は285㎢と、日本で一番小さい都道府県である香川県の約1/6の大きさです。
アーティストが集まる場所
この島は人が少なく、自然が豊かでゆっくりした時間が流れています。
集中してモノづくりができる環境だからか、ここには陶器や手作りの雑貨を作るアーティストがたくさん集まっているそう。
この島で出会った人の話によると、40〜50人ほどのアーティストがいるんだとか。
「芸術」がこの島の代名詞のひとつになってるようです。
可愛い街並み
ランゲランにはカラフルな家がたくさん並んでいます。
色とりどりの建物と石畳みの道路の組み合わせは、めちゃくちゃ可愛い雰囲気でした。
ランゲランの見所あれこれ
ここからは、ランゲランで過ごしてみて発見した、僕が思うこの島の見所をいくつかピックアップしますね。
お城
ランゲランには古いお城があります。
それが、TRANEKÆR CASTLEという名前のお城です。
このお城は、Ahlefeldt-Laurvigというファミリーが1659年にゲットしたらしいのですが、そこからずっと人が住んでるそうです。
この島の観光パンフレットによると、TRANEKÆR CASTLEはデンマークで一番古い住宅とのこと。
この城には今も人が住んでいて、常に一般公開されているわけではありません。
7月の2週間だけ開いているそうなので、もし行くなら注意が必要です。
ちなみに僕はそれを知らず、お城まで行ったけど閉まっててトンボ帰りしてきました・・・。
アートタワー
上で書いた通り、この島のキーワードのひとつが、「芸術」です。
島の中には「アートタワー」と呼ばれる、芸術家たちが自分の個性を出して手がけるタワーが全部で12個あります。
アートタワーは、1.5m × 1.5m × 8mの大きさ。
島のあちこちにランダムに建ってます。
タワーには入口が付いていて、中に入れます。
中には各アーティストが作ったアートが。
僕は滞在期間中、2つしか発見できなかったんですが、全部探してみるのも面白いと思います。
ちなみにアートタワーの場所は島のパンフレットにちゃんと載ってるんで、闇雲に探す必要はありません。
陶器屋さんや雑貨屋さん
またまたアーティストつながりなんですが、島の中で発見した陶器屋さんや雑貨屋さんをご紹介します。
森の中にある陶器屋「Keramiker Poul Erik Eliasen」
Keramiker Poul Erik Eliasenは、街から遠く離れた森の中にある陶器屋さん。
森の中にあるというだけで気になりますが、商品自体もめっちゃよかったです。
ここの陶器は模様が独特。
僕は陶器の作り方に精通しているわけではないんですが、ここの店主はそんな僕にもわかりやすく簡単に製法を説明してくれました。
店主さん、もしかしたら日本人が珍しかったからかもしれないですが、陶器のことだけじゃなく、
とか、
とか、興味を持っていろいろ聞いてくれました。
店主も含めて、おすすめのお店です。
芸術作品のような物が買える「ting」
tingは、この島メインの街「Rudkøbing」にあるお店で、アクセサリーやオブジェなんかを扱ってました。
釘や葉っぱなど、何気ない物から着想を得て作っている商品は、まるでアート作品。
どれもこれもハンドメイド感がありながらも、美しさを伴った素晴らしい物ばかりでした。
お店の一角に作業台があって、全てではないかもしれませんが、商品はここで作成しているようでした。
ちなみに上の写真の方はデンマーク人ではなく、イタリア出身。
国外からも人が来るほど、ランゲランはアーティストに魅力的な場所なんですね。
犬が出迎えてくれます。「KERAMIK & VÆV」
KERAMIK & VÆVもRudkøbingにある陶器のお店。
ちょっと一捻りした縞模様が特徴の商品が多かったです。
このお店では犬が出迎えてくれました。
ワイルドな馬
この島には、「ワイルドな馬」がたくさんいます。
パンフレットに「ワイルド」って書いてたんで、みんな野生なんかと思ってたんですが、一応、人が管理してるようです。
自転車で走ってるとこんな群れを発見。
なかなか普段見ない光景なんで、テンションが上がりましたね。
島って感じがします。
海
島といえば、やっぱり海ですよね。
ここにも綺麗な海がありました。
行った時間が遅めということもあって、ほとんど人がおらず、ほぼ貸切状態でした。
少し肌寒かったものの、まあ大丈夫やろーと思って入ったところ、やっぱり肌寒かったです。
ランゲランへの行き方
さて、ランゲランへの行き方です。
ランゲランは島なのでフェリーで行くのか?とお思いかもしれませんが、実はフュン島から橋でつながってます。
なので、バスで行けます。
フュン島とランゲラン島の間には「トーシンエ島」という別の島があるんですが、そこも橋でつながっていて、通ることができます。
泊まった宿
僕はよくAirbnbを使って民泊をするんですが、ランゲランでも同様にAirbnbを使いました。
泊まったお宿は、「Rudkøbing(ルーケベング)」という、この島のメインの街にあります。
*泊まった宿(Airbnb):Romantic and cozy 17th century house, Rudkøbing
Airbnbの宿の名前に「Romantic and cozy」と書いてあったんで、昔からある古めのお家なんかな?とは思っていたんですが、いざ行ってみると、なんとこの街で一番古い家でした。
びっくりしたんですが、400年前に建てられた家だそうです。
大昔に建てられた家だけど、もちろんリノベーションはしてるから、ボロボロで汚い!というわけではなく、むしろすごく可愛らしくてまさに「Romantic and coxy」な家でした。
ちなみに、この家は一軒家で、お家を丸ごと貸切でした。
民泊は、一部屋だけ借りるパターンも多いんですが、やっぱり丸ごと借りれると気を遣う必要がないのでゆっくりくつろげますね。
立地もすごく良くて、街のほぼ中心に位置していて、スーパーやレストランにもすぐ行けます。
可愛いし、ゆっくりできるし、立地も良い。
最高です。
ただ、そんなめっちゃ良い宿に、1点だけ注意点が。
この家、窓や床が傾いてます。
僕はそんなに気にならなかったんですが、苦手な人はいるかもです。
これをクリアできる人であれば、めちゃくちゃおすすめのお宿ですよ。
アクセスしやすくてオススメ!
アーティストが集まる島、ランゲラン。
いかがでしたでしょうか?
自然豊かで、芸術に触れることができる素敵な場所でした。
島だけど橋のおかげでアクセスもしやすいので、よかったら是非行ってみてくださいね。