「デンマーク」を漢字で書くと、「丁抹」だと知っていましたか?
実は来週、デンマークの小学校にお邪魔して日本について話す臨時教師的なことをさせて頂くんです。
学校の先生と話し合って、いくつかプランを立てたのですが、その中の一つに、生徒一人ひとりの名前を漢字ではどう書くかを教えてあげるというのがあります。
で、生徒の名前のリストをもらって、デンマーク人の名前を漢字に変換すべく、少し考えていたんですが、ふと、そもそもデンマークって漢字でどう書くんやろ?と思い、調べてみたら「丁抹」ということがわかったのです。
なんで丁抹?という疑問が。
なんでデンマークが「丁抹」なのか気になった僕は調査することに。
しかし、わからず。
「丁」って、「ちょう」とか「てい」っていう読むことが多いけど、「でん」って読み方があるのか?
と思って確認したけど、やっぱり「でん」とは読まないらしいし。
「抹」に実は「まーく」なんていうまさかの読み方が存在していたのか?!と少しドキドキしながら調べてみるも、やっぱりそんな読み方はなくて、ちょっとガッカリ。
「抹」を見ると抹茶が真っ先に頭に出てくるんですが、デンマークの国旗は赤やし緑色も
んー、なんでデンマークは漢字で丁抹なんや・・・。
北欧の他の国の漢字表記は?
デンマークの漢字は「丁抹」でしたが、北欧の他の国はどんな漢字なのかも気になって調べました。
- スウェーデン:瑞典
- フィンランド:芬蘭
- ノルウェー:諾威
- アイスランド:氷州
なんかアイスランドだけそれっぽいですね。
他の国はもう難しくてよくわかりません。
漢字の国名の由来は?
色々気になってきた僕は、デンマークに限らず、国名を漢字で表記し出したのはいつで由来はなんぞや?ということを調べることに。
調査したところ、国名を漢字で表すようになったのは、どうやらお隣の中国の影響が大きいそう。
すべて漢字の中国語では、当然ながら国の名前も漢字で表す必要があって、かなり昔から国名の漢字表記があったようです。
日本は聖徳太子が派遣した「遣隋使」が中国に行ったとき頃から、海外のあれこれの情報を中国経由でゲットするようになります。
それをやっぱり記録する必要があって、他の国の名前を漢字で書き始めたのです。
明治時代ぐらいまでそんな感じで続いてきたんですが、だんだんカタカナが主流になってきて、今では国名をカタカナで書くことがメインとなっているわけです。
ちなみに漢字の当て方は、「音が近いやつ」を「仮借(かしゃ)」する方法が主流とのこと。
「仮借ってなんや?」と思い調べたところ、
ある語を表す漢字がない場合,その語の意味とは無関係の別の同音の漢字を借りて表す方法。(仮借(かしゃ)とは – 仮借の読み方・日本語表現辞典 Weblio辞書より引用)
だそう。
つまり、国名の漢字は、特に意味のリンクしていない漢字をなんとなく割り当てられていたんです。
まとめ
デンマークはなぜ漢字で書くと「丁抹」なのかはわからず、というか意味は特になさそうですね。
今回は国名の漢字表記について、その作られ方を知ることができ、勉強になりました。
(次の記事)>> デンマーク人の名前ランキングをご紹介します
<参考>