昨日ブログを書いたあと、実は、例の「歪んだバー」に行ってきました。
(昨日のブログはこちら:デンマークにあるエーベルトフトという街)
エーベルトフトにある「歪んだバー(Den skæve Bar)」という名前のお店。
外から見ると、かなり「歪んだバー」なんですが、(外身はこのブログのトップ画像)
中はそこまで「歪んだバー」ではなかったです。
もうちょっといろいろ歪ませたら面白いのにな〜、と思いながら1時間ほど過ごしました。
どうやら地元民の憩いの場のようで、お店の人とお客さんが、その境界線を曖昧にして楽しく話してました。
そういう地元密着型のお店の雰囲気、好きです。
こういうお店は、その街にとって、必要不可欠で唯一無二の存在なんですよね。
だから、もうそこまで歪ませる必要もないのかもです。
僕も大阪に住んでいたとき、常連客の一人となっていたお店があります。
その名も、「すぽっと2」。
大阪は京橋にある、イタリアンバルです。
お店の名前に「2」って入ってるのに、「1」のお店はありません。
元々、1もあったんですが、そこはなくなって、今は2だけになってるんです。
で、店の名前もそのままに。
そんなとこも好きです。
このお店、料理めちゃくちゃ美味しくて、それがお店の魅力のひとつ。
でも、それ以上に、店の人と来るお客さんがすっごい面白くて、僕はそっちに一番魅力を感じてました。
めちゃくちゃ癒されてたんですね。
京橋界隈に住んでる人たちが、フラ〜っとそれぞれ一人で飲みに現れて。
そのとき店にいる人と、たわいもない話をして時間を過ごす。
気づいたら、みんなで京セラドームを貸し切って野球をしたり、BBQをしたり、仲良くなってました。
年齢も性別も職業も本当にバラバラな人たちやから、なんでそんなに仲良くなれるんやろ?って不思議に思うこともあったけど、
「その店が好き!」っていう共通点だけはあるなって思いました。
その「好き」は、その店の店主が持ってる「考え」とか「雰囲気」がまずはトリガーになるんやろうけど、
でも、その店の雰囲気を構成している大半は、「お客さんの雰囲気」やから、
お客さんたちがその店を作ってるんでしょうね。
そう、なんかそのイタリアンバルは、良い意味で「完璧」じゃなくて、ゆるくて余白があるんです。
やから、お客さんがその余白を埋めていってるような雰囲気があります。
なんか、お金払ってるんやから、全部ちゃんとやれ!っていうお店よりも、
「お客さんも含めて、みんなで作ってる」っていう感じが、アットホームですごくホッとして、僕は好きです。
その方が、自然とお客さんのニーズを満たせていけそうな気も。
昨日行った「歪んだバー」も、たぶん、お店の人とお客さんが対等に近い感じなんやろなって雰囲気が出てました。
そんな店の雰囲気は、やっぱりその店でしか作れへんから、あんなに小さな街でも長く残っていくんでしょうね。
今日は、風邪なのか花粉のせいなのか、頭が痛かったのですが、
痛みを我慢しながら学校にこもって、そんなことを考えてました。
それでは、おやすみなさい〜。
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