今日も1日が終わろうとしています。
こんばんは。
今日もフォルケホイスコーレで過ごした1日。
午前中にデンマーク語の授業を受け、午後からバトミントンのクラスに参加しました。
デンマーク語よりもバトミントンの方が成長してきたと感じている、今日この頃です。
さて、今日のデンマーク語の授業では、「比較級」の勉強をしました。
英語で散々やった、あれです。
「たけし君は、さとる君より背が高いです。」って言うときに使うやつですね。
先生からプリントが配られて、そこに書かれていることを「比較級」を使って説明しなさい、という授業内容でした。
プリントには色んなデータが。
例えば、デンマーク人の寿命の推移を表したグラフや、各国の平均身長を比較した表、などです。
そのプリントの中に、こんな絵が。(影が入ってて、すいません。)
これは、グリーンランドの氷の量の変化を表した絵です。(白いところが氷)
1992年より、2007年の方が、氷が少なくなってます。
そう、グリーンランドって、温暖化の話になったらよく出てくる、あのグリーンランドです。
「地球温暖化によって、世界最大の貯水庫であるグリーンランドの氷が溶けて、水没する国が出てくる」の、グリーンランド。
そして、「世界最大の島は、グリーンランド」のグリーンランドです。
実は、僕が今いるフォルケホイスコーレには、グリーンランド人の生徒がいっぱいいます。
それはなぜかというと、グリーンランドがデンマークの自治領だから。
昔、デンマークの植民地だったんですが、1979年に自治権を獲得。
2008年には、グリーンランドの自治拡大を問う住民投票が行われて、賛成多数という結果に。
独立の気運が高まってるようですが、やはりデンマークとの関係は濃いため、勉強しに来ているんですね。
そんな、世界史で「世界の貯水庫」とか「世界最大の島」って習ったグリーンランドの人たちと、
いま同じ学校で、同じ寮で毎日過ごしているってのが、不思議な感覚。
あ、今グリーンランドの子が急に叫びだしました。
どうやらサッカーの試合を見て興奮しているようです。
それはともかく、グリーンランドって、日本からめちゃくちゃ離れてるし、
「世界史で習った」っていうだけでなんかすごく遠い存在に思えてましたが、
ここに来て、毎日いっしょにいるって改めて考えると、
ホント不思議だし、急にワクワクしてきました。
そんな「世界史の中の国」の子達と、
僕「いつかグリーンランド行ってみたいねん。」
グリーンランドの子「おう、来いよ。俺がガイドしてやるよ。」
みたいな会話をしてます。
こんな話ができているのが、すごく素直に嬉しいです。
なんか、世界と触れ合えてる、っていう感覚かな。
ちなみに、グリーンランド人、日本人と顔が似てます。
彼ら、イヌイットの血を引いてるからか、顔の系統が似ているんです。
何人かは最初、本当に日本人かグリーンランド人がわからなかったぐらい。
面白いな〜。
こんなことも、ここに来てなかったら知らなかったと思うと、もうそれだけでも来た甲斐があったような気持ちです。
そんなこんなで今日は、世界と距離が縮まったような気がするけど気のせいかもしれない話、をお届けしました。
それでは、今日も読んでいただいて、コヤナです。(コヤナはグリーンランド語で、ありがとう)。
[ad#co-1]