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ボーンホルム島への行き方|おすすめの観光スポットもまとめました

ボーンホルム島 - 「バルト海の宝石」

こんにちは。

以前から気になっていたボーンホルム島に行ってきました。

ここはデンマークで一番人気の島

いやー、めちゃくちゃよかった・・・!

どんなところなのか、まとめます!

ボーンホルム島とは?

ボーンホルム島(Bornholm)は、バルト海に浮かぶデンマークの島です。

場所はこちら。

見ていただいたらわかる通り、デンマークの島とか言いながら、実はスウェーデンの真下にあります。

でも、デンマークの島なんですよね。

こんな位置にあるもんだから、昔は戦争によって所有する国が転々としていたそうで、やっぱりスウェーデンだったこともあるようです。

そんな経緯もあり、この島は独自の文化を持っています。

言葉も他のデンマークの街とは違っています。

その言葉を「半分はスウェーデン語」という人もいますが、デンマーク東部の古い方言を話すようです。

今ではここでしか残っていない言葉とのこと。

さらに、やはり場所が特殊なので、気候や環境も一般的なデンマークとは異なっていて、それが独自の雰囲気を作り出している大きな要因のひとつです。



ボーンホルム島の魅力

遺跡

この島にはすごく大きな城塞の遺跡があります。

その規模はなんと北欧で1番です。

廃墟と化している城塞は、遠くから見ても絵になりますが、遺跡の中に入ると本当にロマンチックでワクワクします。

ボーンホルムで1番の人気スポットです。

ボーンホルム島には、ヨーロッパで1番いい海のひとつと言われるほどの綺麗な海があります。

夏になるとその海を楽しむために多くの人が集まります。

すごく細かい砂のビーチと、エメラルドグリーンに見える綺麗な水の海は、ボーンホルム島の大きな特徴です。

アーティストの島

ボーンホルム島はアーティストに人気の島として有名。

陶器やガラス、服のお店が島のあちこちにあります。

その数は本当に多くて、この島の観光ガイドは、「アーティストに会わずに島の中を移動するのは無理だよ!」なんて言っちゃうほど。

独特の歴史を持っているこの島は、独特の感性を持っているアーティストに好まれるようです。

おすすめスポット

僕は島の中を1週間かけて回ったんですが、この島は見どころがたくさんありました。

その中でも、特におすすめしたい場所を5つご紹介します。

Hammershus (お城の遺跡)

北欧最大の城塞、Hammershus

Hammershusは、北欧で1番大きい城塞の遺跡。

ボーンホルム島で1番の人気スポットです。

古びた遺跡の中を歩くことができ、冒険しているような感覚を味わえます。

歴史ロマン溢れる、本当に素敵な雰囲気を持った場所です。

また、高い丘の上にあるこの遺跡からは、ボーンホルムの美しすぎる景色を見渡すことができます。

Hammershusから見える景色

遺跡そのものも、ここから見える景色も、本当におすすめです。

名称 Hammershus
場所 Langebjergvej 26, 3770 Allinge
ホームページ https://www.visitdenmark.com/denmark/hammershus-slotsruin-gdk614896

 

Vangの小さなビーチと橋

Vangの小さなビーチ

Vangは、ボーンホルム島の北西部にあります。

ここには、岩で囲まれたすごく小さな、でも非常に美しいビーチがありました。

ボーンホルムには綺麗なビーチがたくさんあるんですが、個人的にはここのビーチが1番感動しました。

水がすごく透明で、とても綺麗な色をしていました。

岩で囲まれたその姿が、隠された秘密のビーチのような、そんな雰囲気を持っていました。

たまたまかもしれないですが、僕が行ったときは人もそんなにいなくて、実は穴場スポットなのかもしれません。

ビーチでゆっくりしたい方はぜひ行ってみてください。

また、Vangにはハイキングができる大きな崖があります。

そこにかかっている橋が、錆びていて良い味を出してます。

Vangの橋

かなり高い位置にかかっている橋なんですが、床が網目になっていて、橋を渡りながら下を覗くことができます。

スリル満点のこの橋も、ぜひチャレンジしてください。

名称 Vang
場所 Ringedalsvej 12, 3790 Hasle

 

Christiansø & Frederiksø

ChristiansøとFrederiksø

ChristiansøとFrederiksøは、ボーンホルム島の近くにある島。

この島には古い要塞の跡があちこちに残っていて、間近で見ることができます。

また、すごく綺麗な海に囲まれていて、要塞と海がコラボレーションした景色はまさに絶景です。

なお、ChristiansøとFrederiksøは橋で繋がっているので、歩いて行き来できます。

ボーンホルム島のGudhjemという港町からChristiansøへのフェリーが出ていて、1時間弱ほどで到着します。

島自体はとても小さく、2つの島を合わせて3時間もあれば十分楽しむことができます。

ボーンホルム島へ行かれた際は、ぜひ行って欲しい場所です。

名称 ChristiansøとFrederiksø
場所 https://goo.gl/maps/Qokvi5zo3H42
所要時間 3時間

 

Dueoddeのビーチと灯台

Dueoddeのビーチ

Dueoddeは、島の南側にある場所なんですが、ここには「ヨーロッパで最も良い」とまで言われるビーチがあります。

このビーチの砂はとても細かくて、サラサラ。実際に行ってきましたが、裸足で歩くのが気持ちいいぐらいサラサラしていました。

そんなサラサラの砂が、かなり広大な範囲に広がっています。

海は海藻が多い場所もありましたが、全体的に透明で綺麗でした。

浅瀬の水は、遠くから見るとエメラルドグリーンに見えるほど。

そんな素敵なビーチですし、僕が行ったのはベストシーズンの8月なので、人がわんさかいるのかな?と思ったんですが、意外と少なかったです。

おかげさまで、ゆったり楽しめました。

名称 Dueoddeのビーチ
場所 https://goo.gl/maps/3oSWoUg47f62
所要時間 泳ぎたいだけ

 

また、Dueoddeには、ボーンホルムの綺麗な景色を見下ろせる、六角形の灯台があります。

元々、1880年に作られた古い灯台があったんですが、1962年に建て替えられたそうです。

僕はこの灯台の上から見える景色に本当に感動しました。

Dueoddeの灯台から見える景色

上でご紹介した綺麗なビーチと海が一望できます。

この灯台の展望台には、狭くて少し急な階段を頑張って登らないとたどり着けませんが、登る価値は大いにあります。

名称 Dueoddeの灯台
場所 Fyrvejen 11, 3730 Nexø
所要時間 20分

 

ボーンホルム美術館

ボーンホルム美術館

ボーンホルム美術館はGudhjemという街にあります。

この美術館は、中に展示されている作品はもちろん素晴らしいですが、建物自体も素敵です。

縦長の白い建物の中は、真ん中の廊下を挟んで左右にいくつかの部屋が配置されています。回覧しやすくて、作品をゆっくり鑑賞できました。

また、光を上手に取り入れていて、気持ちよく過ごせる空間でした。

さらに、この美術館から綺麗な景色を見ることができます。

この美術館は海の側に建っているんですが、近くに大きな崖があるんです。

その崖と海を眺められるバルコニーのようなスペースと展望台があって、そこからの景色がすごく綺麗です。

名称 Bornholms Kunstmuseum
場所 Otto Bruuns Pl. 1, 3760 Gudhjem
所要時間 1時間〜1時間半

 

僕がこの島で実際に訪れた場所と、それぞれの街の見どころをご紹介します。

Nexø

Nexøはボーンホルムで2番目に大きな街です。

場所は、ボーンホルム島の最東端。

この島で1番の漁港で、漁業がこの街を発展させました。

僕はこの街の宿に泊まり、5日ほど過ごしましたが、穏やかな港町でゆっくりした時間が流れていました。

Svaneke

Svanekeは、「デンマークで1番美しい街」に選ばれたこともある街。

古い木骨の家が立ち並ぶこの街は、観光客で賑わっていました。

Gudhjem

Gudhjemは、ボーンホルムの北中部にある街。

この街は、丘の少し小高いところから、海の側の低いところへ降りていくように広がっています。

街には雑貨や服、アートを取り扱うお店がたくさん並んでいて、活気がある印象でした。

Aakirkeby

Aakirkebyはボーンホルムで3番目に大きい街。

この街は、ボーンホルムで唯一の「港がない」マーケットタウンです。

ボーンホルムはやはり島だからか、海沿いに主要な街があるんですが、この街は海から離れています。




行き方

ボーンホルム島の魅力をお話してきましたが、ここでは行き方をご紹介します。

主な移動手段

ボーンホルムへ行く手段は、フェリーか飛行機になります。

飛行機の方が早いし楽ですが、やっぱり割高なので、フェリーを利用して行く人が多いようです。

フェリーで行く場合、ルートは3つありました。

  • デンマーク→ボーンホルム
  • スウェーデン→ボーンホルム
  • ドイツ→ボーンホルム

そう、デンマーク以外に、スウェーデンドイツからもボーンホルム行きのフェリーが出ているんです。

ボーンホルム島はスウェーデンの下にあるため、デンマークのシェラン島(首都コペンハーゲンがある島)からよりも、スウェーデンからの方が近いんですよね。

また、よく見るとドイツからも近いんです。

そんなこんなで、上の3つのルートでフェリーが運行しているようです。

デンマークからスウェーデン経由で行く方法

僕は今回、スウェーデンからボーンホルムへ行くルートを選びました。

デンマークに住んでいるのにスウェーデンから行った理由は、時間や料金を調べると、その方法が一番良い選択だったからです。

また、調べて見ると、スウェーデンから入る人が多いようでした。

おそらく、フェリーの本数が一番多いのがスウェーデン発ということが関係していそうです。

というわけで、ここからは、僕がデンマークからスウェーデンを経由してボーンホルム島へ行った方法を説明します。

乗り物

僕は、電車フェリーを使ってボーンホルム島に行きました。

コペンハーゲンからスウェーデンの港であるイースタッド(Ystad)までは、電車

イースタッドからボーンホルム島までは、フェリーです。

所要時間

所要時間ですが、全部で4時間ほどかかりました。

電車(コペンハーゲン→イースタッド港)が約2時間半

フェリー出発までの待ち時間が30分

フェリー(イースタッド港→ボーンホルム島)が1時間半ほどでした。

料金

コペンハーゲン駅からボーンホルム島まで、149DKK(デンマーククローネ)でした。

チケットは、コペンハーゲン駅やDSB(デンマークの国鉄)のサイトで購入可能です。

電車とフェリーを合わせたチケットを買うことができるので、それぞれ分けて買う必要はありません。

出発〜到着までを時系列で

さて、ここからは順を追って僕がボーンホルム島まで行った方法をレポートします。

● デンマーク→スウェーデン

まずはデンマークからスウェーデンの港へ行く方法です。

デンマークからスウェーデンへは電車で行けます。

まずは、コペンハーゲン中央駅からスウェーデンのマルメ駅(Malmö)へ。

コペンハーゲンからスウェーデンへ入る電車が出ているので、それに乗り込んで向かいます。

マルメ駅に到着後、そこでイースタッド駅(Ystad)行きの電車に乗り換えました。

マルメ駅マルメ駅

イースタッドという場所から、ボーンホルム島へのフェリーが出ているんです。

イースタッド駅に到着したあと、近くの港まで歩きます。

港はほぼ駅から直結しているような感じで、わかりやすかったです。

イースタッド駅イースタッド駅

 

● イースタッド(スウェーデンの港)→ボーンホルム島

イースタッドの港に着くと、フェリー乗り場があります。

イースタッドのフェリー乗り場イースタッドのフェリー乗り場

中に入るとゲートがあるので、そこからフェリーに乗り込みます。

フェリー乗り場のゲートフェリー乗り場のゲート

ゲートでは乗車チケットを見せる必要があるので、事前に準備を。

ゲートをくぐると、あとは流れに沿ってフェリーに乗り込むだけです。

フェリーの船内はかなり広く、ゆっくり過ごすことができました。

フェリーの中の様子。広い。フェリーの中の様子。広い。

フェリーの中にはフードコートのようなものがあって、食べ物や飲み物を買えます。

もちろん、少し割高・・・。

フェリーの中のフードコートフェリーの中のフードコート

ちなみに、スウェーデンの港から出るフェリーですが、フェリーの中での支払いはDKK(デンマーククローネ)でした。

約1時間半、船に揺られているとボーンホルム到着。

フェリーは、ボーンホルム島のRønneという港町に到着しました。

Rønneの港Rønneの港

降りると、すぐそばにバス乗り場があります。

もし、Rønne以外で宿を取る場合は、この乗り場からバスを使って移動しましょう。

Rønneのバス乗り場Rønneのバス乗り場

 

注意!パスポートチェック

デンマークからスウェーデンへ行くとき、1つ注意点が。

それは、スウェーデンに入国する時にパスポートのチェックがあること。

僕は以前、パスポートを持たずにスウェーデンへ向かった際、このパスポートチェックに引っかかってコペンハーゲンへ戻されたことがあります・・・。

ご注意ください。

そのときのことを詳しく書いた記事はこちら↓

デンマークからスウェーデンに行くときはパスポートが必要でした
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島の中での移動方法

車、バス、自転車

島内の移動方法は、車、バス、自転車です。

自転車で走るのも気持ち良さそうだったんですが、坂道が多くて少し大変そう。

暑い日が続いたこともあり、僕は今回バスを活用しました。

バスはゾーン制

ボーンホルム島のバスは、ゾーン制になっています。

下の写真のように、島の中が17個のゾーンに分かれていて、移動するゾーンの数だけ料金を払う必要があります。

例えば、10のゾーンから20のゾーンに行く場合、10と20の2ゾーン移動するので、2ゾーン分の移動料金を支払います。

バスは回数券がお得?

バスの運賃は、乗るたびに移動する分の料金を支払うこともできますし、回数券を買うこともできます。

もちろん、回数券の方がお得になっています。

乗るたびに支払うパターンだと、1ゾーン移動するのに、13krずつかかります。

回数券は、1〜5ゾーン分まであり、全部10枚ずつ付いてます。

1ゾーン分の回数券を買うと、1ゾーン移動できるチケットが10枚もらえます。

5ゾーン分の回数券を買うと、5ゾーン移動できるチケットが10枚ついてるという感じです。

10枚綴り回数券の料金は下の通り。

  • 1ゾーン:90kr
  • 2ゾーン:160kr
  • 3ゾーン:220kr
  • 4ゾーン:275kr
  • 5ゾーン:325kr

どれを買うとお得になるかは、旅行の計画次第かと思います。

例えば、5ゾーン移動したい場合、1ゾーンの回数券を5枚使うこともできるし、5ゾーンのチケットを1枚使って移動することも可能です。

1ゾーン×5枚だと、45kr。

5ゾーン×1枚だと、32.5kr。

これだけ違ってくるので、5ゾーン以上を移動する予定が頻繁にあるなら、5ゾーンチケットの回数券を買うとお得になりそうです。

このような形で、旅の予定に合わせてバスのチケットをどうするか考える必要があります。

乗り放題チケットもある

ちなみに、乗り放題チケットも売っていました。

1日だけ有効のチケット、1週間有効のチケットの2種類ありました。

値段は、1日チケットが150kr、1週間チケットが500krでした。

頻繁にバスに乗るなら、乗り放題チケットの方が安くなるかもしれません。

回数券はバスの中で購入可能

回数券ですが、バスに乗るときに運転手さんから買うことができます。

ただ乗り放題チケットはバスの中で買えないようで、ツアーガイドセンターなどの指定の場所へ行く必要があるみたいです。

回数券の使い方

回数券を使うときは、バスの入り口にこんな機械があるので、ここにチケットを差し込みます。

バスの中にある、回数券用の機械

すると、「ガシャン」という音と共に、1枚分の回数券が切り取られます。

もし回数券を複数枚使いたい場合は、その数分、連続で機械に差し込んで切り取ります。

まとめ

というわけで、今回はボーンホルム島についてお届けしました。

デンマークの島の中で人気No1のボーンホルム。

確かに魅力たっぷりの場所でした。

興味のある方は是非行ってみてくださいね。

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<参考>