あなたは1億円の宝くじが当たったら、何をしますか?
こんにちは。
さて、今日からまた平日がスタートしましたね。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
僕はまた通常のフォルケホイスコーレ(学校)生活が始まりました。
月曜日の今日は、午前中にデンマーク語の授業を2コマ、そして午後からヨガのクラスを受けました。
今日のデンマーク語の授業では、「もし〜したら」の構文を習いました。
英語でいう、「If〜」ですね。
ちなみにデンマーク語で「If」は「Hvis」です。
最初に先生から簡単な説明があって、そのあと「Hvis」を使った簡単な文を作りなさいという指令が。
その中に、「もし、宝くじが当たったら、〇〇する。」というお題があって、その〇〇の部分を生徒それぞれが作っていきました。
僕はあまり深く考えず、「もし、宝くじが当たったら、家を買いたい。」と回答。
まあベタなやつですよね。
で、みんなそれぞれ答えていって、シリア出身の子のターンに。
その子の答えは、「もし、宝くじが当たったら、お金を持っていない人に配る。」。
全くそんな考えが頭になく、「家を買いたい」とか嬉しそうに言った自分がちょっと恥ずかしくなりました。
みなさんご存知の通り、シリアは先日、米英仏による空爆が行われたところであり、絶えずそのような問題を抱えている国。
だから、貧しい人や苦しんでいる人と接する機会が多く、そんな回答がスッと出てくるぐらい、周りの人のことを考えて生きてきたんだと思います。
このまえ行ったエグモント・ホイスコーレ(障害者と健常者が共に学ぶ学校)でも、彼女はハンディキャップを持っている方に対して、ホントに積極的にフレンドリーに接していて、彼女の中には、「障害者」と「健常者」の違いが無いように見えました。
正直に言うと、僕は心の中で「障害者である」ということをどうしても意識してしまいながら、彼らと接してしまいます。
なので、初対面なのに、ホントに仲の良い友達のように彼らに話しかけていたその彼女には驚いたし、尊敬の念をいだきました。
彼女は普段、かなり自由勝手な行動を取るんで(この前は、夜10時ぐらいに急に、「一緒に体育館に来て!」と半ば強制的に体育館に連れていかれ、彼女が走り回る姿をただただ見守るという謎の時間を過ごした)、
たまに「自己中過ぎるやろ!」とか思ってしまうことも多少あるんですが、その学校に行った時といい、今日といい、彼女のベースにある優しさに、リスペクトするしかないのでした。
いろんな人から、いろんなことを学んでいる今日この頃です。
それでは今日はこの辺で。
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