北欧の中でも人気の街、デンマークの首都コペンハーゲン。
コンパクトなこの街には、世界的に有名な美術館やお城など、見所がたくさんあります。
しかし、デンマークは物価が高い・・・。
何をするにも、それなりのコストがかかってしまいます。
でも、そんな旅行者を助けてくれる物が!
それが、コペンハーゲンカードです。
この記事では、コペンハーゲンカードの特徴から使い方までご説明します。
コペンハーゲンを観光するなら、コペンハーゲンカードは必須です。
なぜなら、簡単に元が取れるから。
2〜3ヶ所観光すればお得になっちゃうんです。
というわけで、ここからコペンハーゲンカードについてまとめていきます。
目次
コペンハーゲンカードとは?
コペンハーゲンカードは、コペンハーゲン近郊で使える観光フリーパス。
このカードを持っていると、有名な観光スポットや、電車・バスなどの交通機関が全て無料になるという、とても便利な物なんです。
86の観光スポットと公共交通機関が無料に
コペンハーゲンカードが使える対象は、86箇所の観光スポットと公共交通機関です。
それぞれご説明します。
観光スポット
コペンハーゲンカードで無料になる86の観光地には、有名どころが大体すべて網羅されています。
主なところで言うと、下のような場所です。
- チボリ公園
- ローゼンボー城
- クロンボー城
- アマリエンボー城
- ルイジアナ美術館
- デンマークデザインミュージアム
- コペンハーゲン市庁舎
- デンマーク国立水族館
- ラウンドタワー
- ロスキレ大聖堂
コペンハーゲンに来た人が行きたいであろう魅力的な場所はほとんど入っています。
また、ロスキレ大聖堂と言った、コペンハーゲン中心地から少し離れた観光スポットも含まれていたりするんです。
素敵です。
86ヶ所なので、他にも無料になる施設がたくさん!
詳しくは公式サイトのアトラクションページに書いてあるのでそちらをチェックして下さいね。
公共交通機関
電車、メトロ、バスが無料になります。
このカードが使えるのは、下の地図のエリア内。
デンマークの公共交通機関はゾーン制になっているんですが、ゾーン番号で言うと1〜99がその範囲です。
この地図の通り、「コペンハーゲンカード」と言いながらも、使える範囲はコペンハーゲンだけでなく、かなり広いです。
そのため、中心地から少し離れた場所にあるお城や美術館を行くときにも使うことができます。
この地図は、コペンハーゲンカードの公共交通機関の説明ページでダウンロードできるので、旅行前に印刷して持っていくと良いかもしれません。
料金
コペンハーゲンカードでは、使用可能な時間が異なる4つのプランが用意されています。
料金はそれぞれ下の通りです。(値段は大人ひとり分)
●24時間プラン
大人:399DKK(約6,300円)
子供:199DKK(約3,150円)
●48時間プラン
大人:599DKK(約9,500円)
子供:299DKK(約4,700円)
●72時間プラン
大人:739DKK(約11,700円)
子供:369DKK(約5,800円)
●120時間プラン
大人:989DKK(約15,700円)
子供:499DKK(約7,900円)
時間を長くするほど、1日あたりの値段がお得になるので、もし2〜3日旅行するならそれに合わせて選ぶとよりメリットが出ます。
コペンハーゲンカードのメリット
2〜3ヶ所観光するならお得に
1ヶ所だけ観光するならメリットは出ませんが、まとめて複数の場所に行くのならコペンハーゲンカードを買った方がお得になるケースが多いです。
例えば、チボリ公園とクロンボー城に行くとしましょう。
チボリ公園の入場料は、大人ひとり130DKK(約2,000円)。
クロンボー城は、95DKK(約1,500円)です。
クロンボー城はコペンハーゲンから少し離れており、電車に乗って行くと、往復で216DKK(約3,500円)。
合計すると、441DKK(約7,000円)に。
コペンハーゲンカードの24時間プランは399DKK(約6,300円)なので、コペンハーゲンカードを使った方が700円ほどお得になるのです。
24時間プランは一番単価が高いので、例えば2日間旅行するのなら、48時間プランのカードを買うことでよりお得に使うことができます。
ちなみに、コペンハーゲンカードの公式サイトで、実際どれくらいお得になるのかを計算できるようになっています。
行く予定の場所や購入予定のプランを選択するだけで簡単に計算してくれるので、ご自身の旅行がこのカードを使うことでメリットがあるのか、事前に計算してみてくださいね。
チケットを買う手間が省けてラク
コストを抑えることができるのが1番のメリットですが、もう一つ良い点があります。
それは、チケットを買う手間が省けるということ。
コペンハーゲンカードを持っていると、施設ごとに入場チケットを買う必要はないですし、電車やバスもそのまま乗れます。
煩わしい作業を減らせるという点も、コペンハーゲンカードを使うメリットの1つです。
コペンハーゲンカードの購入方法
コペンハーゲンカードの購入方法は、ネットと店頭の2パターンあります。
ネットで購入
一つ目の方法は、ネットでの購入。
コペンハーゲンカードのホームページから買うことができます。
購入後、メールでPDFが届くので、それ印刷し、コペンハーゲン市内のインフォメーションセンターなどに行って、実物のコペンハーゲンカードを受け取るという流れです。
受け取れる場所は、コペンハーゲンカードのホームページで確認できるので、チェックしてみてください。
もし希望があれば、カードは郵送もしてもらえるようです。
店頭(空港やコンビニ)で購入
僕はこれまで2回コペンハーゲンカードを購入しましたが、どちらも店頭で直接買いました。
カードを買える場所はコペンハーゲンの中にたくさんあります。
コペンハーゲンカード公式サイトの店舗リストで確認することができるので、チェックしてみてくださいね。。
ちなみに僕は、下の場所で書いました。
- コペンハーゲン駅の中にあるセブンイレブン
- コペンハーゲン空港のインフォメーションセンター
「コペンハーゲンカードください」と言うと伝わるので、とても簡単に買うことができますよ。
コペンハーゲンカードの使い方
カードに手書きで開始日を書く
コペンハーゲンカード、実はかなりアナログなシステムなんです。
なんと、カードを買ったあと、使い始める時間を自分で決めて、その日時をカードに手書きするのです。
つまり、買った瞬間にカードが使える時間がスタートするのではなく、開始時間は買ってから自由に決めれるというルール。
使う側からしたら便利ですが、なんかすごくアバウト・・・。
観光施設での使い方
美術館やお城など、各観光スポットで使うときは、受付でこのカードを出すだけでOK。
カードについているバーコードをスキャンされることがありましたが、それだけで入ることができます。
公共交通機関での使い方
電車
電車ですが、デンマークの駅には改札がなく、誰でも電車に乗れてしまいます。
じゃあどうやって乗車チケットを確認しているかというと、電車の中でスタッフさんが回ってきて、一人ずつチェックするのです。
もし電車の中でチケットの提示を求められたら、コペンハーゲンカードを見せるだけで大丈夫です。
メトロ
メトロも電車と同じで、改札がありませんので、コペンハーゲンカードを持って乗るだけでOKです。
電車とは違って、一人ずつ乗車券をチェックされることはないのですが、たまに抜き打ちで確認されることがありますので、その時にカードを見せます。
バス
バスで使うときは、乗車時に運転手さんにカードを見せてください。
カードの使用期限が問題なければ、そのまま乗せてくれます。
<参考> コペンハーゲンカードが使えるオススメ観光スポット
ご紹介した通り、コペンハーゲンカードが使える観光スポットはホントにたくさんあります。
その中でも、僕が実際に行ったオススメのスポットをいくつかピックアップします。
チボリ公園
チボリ公園は、あのディズニーランドのモデルになったと言われる老舗遊園地です。
子供から大人まで楽しめる憩いの場で、世界中の人から大人気。
コペンハーゲンカードを使えば、入場料が無料になってお得です。
フレデリクスボー城
フレデリクスボー城は、コペンハーゲンから電車で約1時間の場所にあるお城。
個人的には、デンマークの中で一番かっこいいお城です。
湖に浮かぶ島に建てられたお城で、水面に映るその姿を見ると思わずウットリ・・・!
デンマークに来られるなら、必ず訪れてほしいスポットの一つです。
クロンボー城
クロンボー城は、シェイクスピアの「ハムレット」の舞台となったお城。
2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。
対岸にスウェーデンが見える絶好のロケーションにあります。
コペンハーゲンカードは必須のアイテム?
今回は、コペンハーゲンカードについてまとめました。
- コペンハーゲン近郊の観光に使えるフリーパス
- 使える場所は、86の観光施設と公共交通機関
- 有効期限は4つの中から選べる
- いろんな場所を観光するならお得
- ネットか店頭で購入できる
物価の高いデンマークにおいて、コペンハーゲンカードはかなりお得です。
2〜3ヶ所観光すればすぐに元が取れてしまうコペンハーゲンカードは、デンマーク旅行に必須と言ってもいいかもしれません。
コペンハーゲンを観光される際は、ぜひ有効活用してくださいね。