病気二日目です。
こんにちは。
昨日の朝から風邪でダウン中の僕。
今日は昨日にも増して熱っぽく、丸一日ベッドの上で過ごしちゃいました。
せっかくの土曜日に、布団の中でゴロゴロするしかないというのは、どこか勿体無い。
でも、さすがにこんな状態ではデンマーク語の勉強をする気にもならず。
というわけで、マンガでも読むことにしました。
僕が読んだのは、夏目漱石のこころ。
これ、Kindle Unlimitedの対象になっています。
あ、Kindle Unlimitedっていうのは、定額制の読み放題サービスですね。
1ヶ月無料ということで、最近登録したんです。
マンガっていうと、ONE PIECEとかキングダムとか、そっちの方を思い浮かべますが、最近はこういう文学系もマンガになってるんですよね。
で、これは海外留学者あるあるかもしれないんですが、海外にいると、日本の歴史とか文学を勉強したくなってくるんです。
やっぱり他の国の人と話していると、「日本はどうなの?」と、日本のことを聞かれることが多く、改めて自分の国のことを考える機会が増えるんですよね。
僕は昔、世界史を専攻していて、正直今まで日本の歴史をちゃんと勉強したことがなく、たまに「自分何も知らねえ・・・情けねえ・・・」なんて思うことがデンマークでチョコチョコ。
この夏目漱石のこころも読んだことがなく、「これではダメだ!」ということで、まずはマンガから始めてみることにしました。
もちろん、この作品の存在は知っていたんですが、話の内容は全く知らずに生きてきました。
こんな内容やったんですね・・・。
読んだことのない方もいるかもしれないので、あらすじを少し。
上、中、下に分かれています。
上 先生と私
語り手は「私」。時は明治末期。夏休みに鎌倉由比ヶ浜に海水浴に来ていた「私」は、同じく来ていた「先生」と出会い、交流を始め、東京に帰った後も先生の家に出入りするようになる。先生は奥さんと静かに暮らしていた。先生は毎月、雑司ヶ谷にある友達の墓に墓参りする。先生は私に何度も謎めいた、そして教訓めいたことを言う。私は、父の病気の経過がよくないという手紙を受け取り、冬休み前に帰省する(第二十一章から二十三章)。正月すぎに東京に戻った私は、先生に過去を打ち明けるように迫る。先生は来るべき時に過去を話すことを約束した(第三十一章)。大学を卒業した私は先生の家でご馳走になったあと、帰省する。
中 両親と私
語り手は「私」。腎臓病が重かった父親は、ますます健康を損ない、私は東京へ帰る日を延ばした。実家に親類が集まり、父の容態がいよいよ危なくなってきたところへ、先生から分厚い手紙が届く。手紙が先生の遺書だと気づいた私は、東京行きの汽車に飛び乗った。
下 先生と遺書
「先生」の手紙。この手紙は、上第二十二章で言及されている。「先生」の手紙には謎に包まれた彼の過去が綴られていた。「K」や「お嬢さん」らとの関係とその顛末、「先生」が「私」に語った謎めいた言葉たちの真相が明かされる。
これだけだと、何のことやら・・・って感じかもしれないので、めちゃくちゃ簡単に僕の言葉で説明を。
主人公の「私」が「先生」という人と出会います。
この「先生」がちょっと謎めいた人で、全然人を信用していないんです。
「何で人を信用していないんですか!過去に何かあったの?教えてよ!」と、「私」がその「先生」の過去を聞き出そうと試みます。
「先生」は、自分の過去を手紙という形で「私」に伝えるんですが、その内容がなかなか悲惨なものだということが判明・・・。
過去を打ち明けた「先生」は、そのまま・・・。
というような感じです。
この説明で伝わるのか、不安です。
なので、気になる方は、とにかくマンガを読んでみてください。
僕、不安です。
それでは、僕は風邪を治すため、寝ます。
おやすみなさい。