こんにちは。
ついにこの日がやってきました。
カルー・ホイスコーレ、今日はこのセメスターの最終日です。
最終日はこんな感じ
フォルケホイスコーレの最終日って何するの?
そんな声が聞こえてきそうです。
やることは日本の学校と同じような感じですね。
- 全員で寮の掃除
- 最後のハウスミーティング
- ヒュッゲ
- お別れ会的な集会
- パーティー
ハウスミーティングとは何かというと、カルー・ホイスコーレは寮が5つの建物に別れてて、その建物ごとにするミーティングのことです。
建物ごとに担当の先生がいて、ミーティングのときは先生もやってきます。
ミーティングって言っても、世間話しをしたりするぐらいなんですけどね。
今日は最後ということで、僕たちの担当の先生がスナップスっていうデンマークのお酒を持ってきてくれてみんなで飲みました。
先生お手製のスナップスです。
そんなお酒を飲みながらみんなで話してる時に「デンマークっぽいな」って思ったことが一つあったので、それについて少し書こうかなと思います。
先生に「何を学んだ?」と聞くデンマーク人
みんなで話している時に、「この学校生活を通じて、何を学んだ?」という話題になったんです。
それぞれ自分が思うことを一人ずつ言っていったんですが、デンマーク人の生徒が先生にも
「あなたは何を学んだ?」って聞き始めたのです。
これって、なんか日本にはあんまりないなって思いました。
日本で学校というと、やっぱり生徒が先生から学ぶ場所っていう意識が強いじゃないですか。
もちろん先生自身が、「私も学ばせてもらいました。」と言っている場面はなんども見たことがありますが、生徒の方から先生に「何を学んだの?」って聞くなんてこと、僕は思いつきもしませんでした。
もし思いついたとしても、日本では聞こうとしないでしょうね。
でも、デンマークではしっくりきました。
それはやっぱり、先生と生徒の距離がすごく近いというのがポイントじゃないかなと思います。
週一回、金曜日に開かれる全生徒が集まってディスカッションをする授業でも、生徒に混じって先生も自分たちの意見を同じ目線で発言するんです。
いやー、これには最初驚きました。
が、「いいな」って思いました。
結局先生も一人の人間で、同じように学ぶというのが普通という考えがあるように思います。
もちろん仕事として、自分の得意なことを生徒に教えるという部分はありますが。
この感じがすごくいいなって思うんです。
普段も下の名前で呼び合うし、〇〇先生なんて呼び方はしません。
個人的に家に招待してくれて、一緒にご飯を食べさせてもらうなんてこともありました。
どれもこれも、今まで日本で体験してきた「先生と生徒」の関係と大きく違ってて、めちゃくちゃ新鮮で、めちゃくちゃ気持ちよかったんです。
近いからこそ、自分の意見をそのまま伝えれるし、良い関係が生まれるんだと思います。
この文化が日本にもあればいいな。
そんなことを思った最終日の今日です。
まとめ
というわけで、今日は最終日です。
今はお昼の12時前。
これからみんなと最後の時間を楽しもうと思います。