こんにちは。
今日はデンマークの学校に行って、先生みたいなことをさせてもらいました。
その学校では、今週1週間、普段とは違うことをする「テーマ週」になっていて、その中で日本を取り上げることにしたそうで。
そこに呼んでいただいて、日本のことについて少し話すということになったのです。
僕が通っているフォルケホイスコーレ(学校)の事務スタッフさんの奥さんがその学校で働いたので、たまたま僕たちに声がかかったというわけです。
あ、同じフォルケホイスコーレに通う日本人の生徒と二人で行ってきたんです。
今日行った学校は、僕が今通っているフォルケホイスコーレとは違い、国民学校という種類の学校です。
ちょっと乱暴かもしれませんが、小学校と中学校が一緒になったような学校で、10学年あります。
普段は学年ごとにクラスが分かれているものの、今週は特別な週ということで、その10学年の生徒がゴチャ混ぜのクラスが編成されていて、僕たちは0年生から9年生までの生徒に向けて、日本の話をしたんです。
今日の内容は、大きく2つ。
1つは、日本についての基本的な情報、僕たちのホームタウン(僕は兵庫県)、そして日本の学校がどんな様子かについて話しました。
もう1つは、生徒全員の名前を漢字に変換して、それを教えてあげるということをしました。
生徒は全部で40人ほどいて、みんなの名前を事前にリストでもらってました。
それを全部漢字・ひらがな・カタカナに変換する作業があって、これがなかなか大変なんですが、同じフォルケホイスコーレに通う他の日本人の生徒みんなが助けてくれて、無事完成!(みんなホンマにありがとう!)
その日本語名に変換した名前のリストを子供たちに配って、各自で自分で書けるように練習してもらい、それを僕たちがチェックやらサポートをするという感じで進めました。
最初は「どんな反応かな?」ってちょっと心配していた僕ですが、デンマークの子供たちは思ってた以上に熱心に取り組んでくれて、
「これで合ってるかな?」とか
「書き方を教えて欲しい!」とか、積極的に話しかけてくれました。
いやー、嬉しかった。
やっぱり漢字はかなり難しかったみたいで、文字というよりも、なんか絵のように捉えている感じでした。
象形文字的な感覚なのかな?
漢字の名前の横に、それぞれの漢字の意味も添えていたんですが、そこにもやっぱり興味を持ってる子がいました。
先生もやっぱり漢字の持つ意味が興味深かったようで、改めて日本語(中国語?)の奥深さを実感しました。
よく考えたらすごいですよね。
漢字って5万字以上もあるとされていて、それぞれに意味があるんですもん。
アルファベット30個弱ほどしかない言語が母国語の人たちからしたら、そりゃ驚愕の事実ですよね。
今回は日本のことを、日本語のことを教えるという立場で行ったものの、そんなデンマークの人たちの反応から、こちらも学ぶことの多かった1日でした。
行くまでは久々に緊張しましたよ。
だって、外国語で大勢の外国人に向かって何かをプレゼンするなんて、学校ではもちろんたまにあるけど、今回みたいに外部ですることなんて初めてやったんですもん。
でも、ホント貴重な経験をさせてもらいました。
実は明日も訪問するんです。
明日は折り紙をレクチャーすることになっています。
みんなに楽しんでもらえるように頑張ろうと思います。
それではこの辺で。