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ワーキングホリデー

ワーホリで日本に来る外国人の国籍と数

Photo by Liam Simpson on Unsplash

僕は今、ワーキングホリデーVISAでデンマークにいます。

デンマークにワーホリで来る人はそんなに多くなくて、よく「なんでデンマーク?」と聞かれます。

そんな質問を受けながら、気になったことが。

それは、僕とは逆に日本へワーホリで来る外国人って、どこの国から来ているのか?どのくらいの数の人が来ているんだろう?ということです。

というわけで、今回は、ワーホリを使って日本に来る外国人について調べてみました。

ワーホリで日本に来る国ランキング

さて、ワーホリで日本に来ている外国人の数を調べました。

政府が発表している「ビザ(査証)発給統計 平成29年(2017年)」という統計データの中にその答えがありました。

下がそのデータから抜粋したランキングです。(2017年度のデータ)

  1. 韓国      :5,101人
  2. 台湾      :4,158人
  3. フランス    :1,268人
  4. オーストラリア :1,182人
  5. イギリス    :920人
  6. ドイツ     :694人
  7. 香港      :690人
  8. カナダ     :493人
  9. ニュージーランド:249人
  10. デンマーク   :187人
  11. スペイン    :144人
  12. ポーランド   :100人
  13. アイルランド  :65人
  14. オーストリア  :49人
  15. アルゼンチン  :45人
  16. ノルウェー   :45人
  17. ハンガリー   :23人
  18. スロバキア   :22人
  19. ポルトガル   :16人

1位の韓国2位の台湾の数が圧倒的に多いですね。

なぜかアジアから来る人がそんなに多いとは思っていなかった僕には意外な結果でした。

どちらも日本から近くの国なので、行きやすいのかな?

その2つの国の次に来ているのが、フランス

これは日本の漫画やアニメが人気になっていることがかなり関係しているように思えます。

4位にはオーストラリアが入っています。

オーストラリアは、日本からワーホリで行く国として大人気ですよね。

年間1万人近くの人がワーホリでオーストラリアに行くという話を聞いたことがあります。

僕が今いるデンマークは第10位

187人ものデンマーク人が日本へワーホリで来ています。

デンマークでは(他の国でも?)SUSHIが大人気だったり、日本の文化に興味を持っている人にもチョコチョコ出会います。

そういえばこの前、和太鼓のプロ集団が日本から来ていて、オーフスにあるでっかいホールでパフォーマンスをしていました。

有難いことに、僕は日本好きのデンマーク人の子に誘ってもらってそれを見ることができました。

そのパフォーマンスに対するデンマーク人の反応はすごく良かったです。

最後はスタンディングオベーションで拍手喝采。

すごく嬉しかったです。

今後も継続的に日本へ来てくれたら嬉しいですね。

 

少し気になったのが、ワーホリ協定国でありながら、渡航者が0人のチリ

どのような理由で0人なのかは不明確ですが、ぜひ来て欲しいですね。



ワーホリで日本に来れる人の数には制限がある

ワーホリで日本に来ている人の数を確認しましたが、実は何人でも来れる訳ではなく、数が制限されている国があります。

制限の有無や数は、国によってマチマチ。

下のような感じです。(2018年度)

「ビザの発給数」は、その国から日本へ来る場合も、日本からその国へ行く場合も、同じです。

ビザの発給数
オーストラリア 制限なし
ニュージーランド 制限なし
カナダ 6,500
韓国 10,000
フランス 1,500
ドイツ 制限なし
イギリス 1,000
アイルランド 400
デンマーク 制限なし
台湾 5,000
香港 1,500
ノルウェー 制限なし
ポルトガル 制限なし
ポーランド 500
スロバキア 400
オーストリア 200
ハンガリー 200
スペイン 500
アルゼンチン 200
チリ 200

ワーホリでよく話題に上がるのが、イギリス

イギリスは人気で倍率が高いと言われるんですが、それは上限が1,000人と少ないからなんです。

ちなみにデンマークは制限がないです。

申請とビザの取得はかなりスムーズにできましたよ。




日本へワーホリで来るための条件は?

さて、ワーキングホリデーで日本に来るためにはどんな条件をクリアする必要があるのでしょうか?

外務省のホームページには、下のように書いてあります。

  • 相手国・地域に居住する相手国・地域の国民・住民であること。
  • 一定期間相手国・地域において主として休暇を過ごす意図を有すること。
  • 査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること(オーストラリア,カナダ及び韓国との間では18歳以上25歳以下ですが,各々の政府当局が認める場合は30歳以下まで申請可能です。)。
  • 子又は被扶養者を同伴しないこと。
  • 有効な旅券と帰りの切符(又は切符を購入するための資金)を所持すること。
  • 滞在の当初の期間に生計を維持するために必要な資金を所持すること。
  • 健康であること。
  • 以前にワーキング・ホリデー査証を発給されたことがないこと。

ワーキング・ホリデー制度 | 外務省より引用)

めちゃくちゃ簡単に書くと、

  • 休暇が目的だよ
  • 年齢に制限があるよ
  • 子供とか連れて来れないよ
  • ある程度はお金がいるよ
  • 健康じゃないとダメだよ
  • ワーホリは同じ国で1回しかできないよ

です。

おまけ:全ビザの発給ランキング

さて、上では「ワーホリビザで日本に来ている人の数」にフォーカスしましたが、おまけということで、全部のビザ(就業ビザやら学生ビザやら短期滞在ビザやら)を引っくるめたランキングも見てみましょう。(2017年度)

何かしらのビザを発給されて、日本に来ている人の数ですね。

  1. 中国    :4,504,718
  2. フィリピン :325,564
  3. インドネシア:239,201
  4. ベトナム  :226,993
  5. インド   :96,658
  6. ロシア   :67,445
  7. ブラジル  :50,885
  8. 韓国    :26,410
  9. タイ    :21,327
  10. アメリカ  :21,040

見る前から何となく想像はできていましたが、やっぱり中国が桁違いに多いですね。

もちろん大半が短期滞在ビザ(観光などが目的)でした。

ワーキングホリデーで来れる国でいうと、韓国だけがトップ10に入っています。

他のワーホリ協定国からは、あまり日本に来てもらえていないようです。

もちろんワーキングホリデーは色んなビザの中の一つに過ぎませんが、そこにギャップがあるのは興味深いです。

もっとワーキングホリデーを使ってもらって日本の良いところを知ってもらえたら、他の国からも渡航者が増えるかもしれませんね。

まとめ

今回は個人的に気になっていた、「ワーホリで日本に来る人の国籍と数」についてまとめてみました。

意外な国が上位を占めていたり、新しい発見があって楽しかったです。

また興味深いテーマがあれば、調べてアップしようと思います。

次の記事 >> デンマークのワーホリで必要な費用は?

 

<参考>