デンマークって何が有名かご存知ですか?
今回はデンマークの「有名なもの」について書いてみようと思います。
僕もデンマークに住み始めてから知ったことがいくつかありました。
目次
有名な企業
LEGO(レゴ)

トップバッターは、LEGO。
日本でも大人気のレゴは、実はデンマークの会社なんです。
ご存知でしたか?
1932年にデンマークで創業。
LEGOという名前の由来は、デンマーク語の「leg godt(よく遊べ)」から来ています。
名古屋にレゴランドができましたが、本家本元のデンマークにもレゴランドがあります。
場所は首都コペンハーゲンから大きく離れた、billund(ビルン)というところ。
1968年に作られたビルンのレゴランドは、今年(2018年)で、創業50周年です。
カールスバーグ

カールスバーグは世界150ヶ国以上で愛されているビールです。
ビール好きの方はもちろんご存知かと思います。
そんなカールスバーグは実はデンマークの会社。
J.C.ヤコブセンという人が1847年に設立しました。
現在では、世界のビールシェア第4位です。
カールスバーグはデンマーク王室も御用達のビールで、まさにこの国を代表する企業ですね。
僕はデンマークに来てから、カールスバーグをよく飲むようになりました。
すごく飲みやすいし、物価の高いデンマークにしては安いんですよね。
日本ではサントリーが販売・生産のライセンスを持っています。
インターネットでも購入できるので、まだ飲んだことのない方はぜひチャレンジしてみてください。

フライングタイガーコペンハーゲン
日本でも人気の雑貨屋さんフライングタイガーコペンハーゲン。
このお店を運営しているのはデンマークの企業、Zebraです。
フライングタイガーコペンハーゲンはこちら本場デンマークでも人気で、いろんな街に店舗があります。
僕はあんまりデンマークっぽいデザインではないなと思っていたので、こちらでも人気なのは少し意外でした。
この会社は、創業者レナート・ライボシツが奥さんと一緒にフリーマーケットで傘を売っていたところから始まっています。
そのあと、二人はZebraというお店をコペンハーゲンでオープンさせるんですが、そのZebraという名前が、現在フライングタイガーコペンハーゲンを運営している会社の名前になっています。
ロイヤルコペンハーゲン
ロイヤルコペンハーゲンは、世界中で大人気の陶磁器のメーカー。
日本の方にも人気ですよね。
名前に「コペンハーゲン」と付いているのでお気付きの方もいらっしゃると思いますが、ロイヤルコペンハーゲンもデンマークの会社です。
ロイヤルコペンハーゲンの設立には、デンマーク王室が関わっています。
フランツヘンリックミュラーという鉱物を研究していた科学者が磁気工場を設立したんですが、その株式をジュリアンマリー皇太后と息子のフレデリック王子が購入。
それによって、1775年にロイヤルコペンハーゲンができたのです。
コペンハーゲンにあるロイヤルコペンハーゲンの本店は、非常に人気のスポットなので、旅行でコペンハーゲンへ来られた際はぜひ行ってみてくださいね。
ロイヤルコペンハーゲン本店の場所はこちら:Google Map
有名な人
童話作家アンデルセン
「裸の王様」と「マッチ売りの少女」。
どちらの作品も有名な童話で、ほとんどの人が知っているのではないでしょうか?
でも、この2つの童話の作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンがデンマーク人だということは知っていましたか?
実は日本でも有名な童話作家アンデルセンは、デンマーク出身なんですよね。
日本人に親しみのある童話は、実はデンマークから来たものなんです。
デンマークにはもちろんアンデルセンにまつわる観光スポットがたくさんあります。
彼が育った生誕地オーデンセは特に有名。
アンデルセンの実家や彼が行っていた教会などがあります。
ルーカス・グラハム
ルーカス・グラハム(Lukas Graham)は、デンマークのバンドです。
ボーカルのルーカス・フォルクハマーは、デンマークの首都コペンハーゲン出身。
コペンハーゲンの中でも「異質」な街、クリスチャニアというところで育ちました。
クリスチャニアは、独自のルール、独自の旗、独自の歌を持っていて、一つの国のように振舞っている場所なんです。
なんと、大麻が平然と売られています。
クリスチャニアについては下の記事にまとめていますので、ご興味があれば読んでみてくださいね。

彼らの知名度を上げた一番有名な曲、「7 years」は、そんな彼の生い立ちを踏まえて書かれています。
かなり有名な曲なんで、聞いたことがある方も多いのではないかと思います。
めちゃくちゃいい曲なので、是非聞いてみてください。
有名な食べ物
さて、次は食べ物です。
デンマークにはどんな有名な食べ物があるか、ご存知ですか?
スモーブロー

スモーブローはデンマークの代表料理。
デンマークと言えば、このスモーブローです。
スモーブローは、パンの上にサーモンや野菜を乗せた料理。
オープンサンドウィッチという言い方をされます。
上に乗せる具材はお店によって様々で、いろんな種類があります。
上の写真のスモーブローはかなり高かったんですが、もちろん安く売っているところもたくさん。
フリカデラ

フリカデラもスモーブローと同じく、デンマークの伝統料理です。
見た目はハンバーグのようなものですが、味は少し違っています。
ハンバーグよりも少し素朴な感じで、ハンバーグが大好きな人からすると、ちょっと物足りない感があるかも・・・。
肉を使ったフリカデラだけでなく、魚を使ったものも一般的です。
もし興味があれば、チャレンジしてみてください。
ライ麦パン
ライ麦パンもデンマークを代表する食べ物。
味はちょっと独特で、苦手な人は苦手。
酸味が強くて酸っぱいんです。
僕は正直あんまり得意じゃなくて、あまり積極的には食べていません・・・。
上でご紹介したスモーブローは、このライ麦パンの上に具材を乗せるのが一般的ですね。
ラクリス
僕が大嫌いなラクリス。
これもデンマークを代表するお菓子です。
硬いグミみたいな感じで、大体黒いです。
味は歯磨き粉のような漢方薬のような・・・なんせ変な味がします!
でも、デンマーク人はこれが大好きなようで、よく食べてるし、スーパーにもよく売ってます。
僕はデンマークに来た初日、泊まったドミトリーのルームメートにこれをもらいました。
その時は何も知らなくて、「ありがとう!」と言ってパクッと口に入れたんですが、すぐに後悔。
寝る前だったし、最悪でした・・・。
有名な観光地
チボリ公園

チボリ公園は、デンマークを代表する遊園地。
1843年創業で、170年以上の歴史がある老舗遊園地なんです。
このチボリ公園は、なんとディズニーランドのモデルになったと言われています。
ウォルとディズニーが惚れ込んで、何度も足を運んだそう。
また、上で書いた童話作家のアンデルセンも頻繁に通った場所で、数々の作品はチボリ公園で着想を得たことでしょう。

人魚姫の像

アンデルセンが作った童話「人魚姫」をモチーフに作成されたのが、この人魚姫の像です。
こちらもデンマークの人気観光スポットです。
しかし、その反面、「世界三大がっかり観光スポットの一つ」とも言われています。
多くの人が、「実際に見てみるとあんまりだった」という感想を抱くみたいですね。
僕も行ってきましたが、正直あまり魅力は感じませんでした・・・。
かなり小さくて、「わざわざ時間を割いて見に行く必要はないかな?」と思ってしまいました。
でも、それは僕の意見ですし、好きな方がいるのも事実です。
気になる方は訪れてみてください。
ニューハウン

ニューハウンは、「コペンハーゲンの顔」と言っても過言ではない大人気スポット。
デンマークを紹介する本や雑誌には、大体このニューハウンの写真が使われています。
僕の中でもコペンハーゲンでNo1の場所で、皆さんに一番おすすめしたい観光地です。
ここの魅力は、何と言ってもカラフルな建物が立ち並ぶ景色。
どこを撮っても絵になります。

有名なこと
世界一幸福な国
デンマークは幸福度の高い国として知られています。
国連が発表している世界幸福度ランキング(世界幸福度報告書)では、2013年、2014年、2016年と3回も一位に輝いています。
2012年から始まったこの調査ですが、デンマークは調査開始以来、常にベスト3。
世界でトップクラスの幸せの国なんです。
しかし、デンマークに来て知った意外な事実が。
それは、デンマークは抗うつ薬の摂取量が世界トップレベルだということ。
原因として、日照時間の短さがあるそうです。
デンマークは夏が短く、冬が長いです。
日照時間がかなり少なく、それによってビタミンD不足に陥り、それが鬱へと繋がっているんです。
「幸せの国」として世界のトップにいながらも、鬱で悩んでいる人も世界トップクラスという矛盾。
これも意外と知られていないことかもしれません。

物価が高い
デンマークは物価が高いことで有名です。
僕はデンマークに来た初日にマクドナルドへ行ったんですが、ビッグマックセットが日本円で1400円ぐらいして、泣きそうになりました。
ちなみに消費税は驚きの25%。びっくりですよね。
マクドナルドだけでなく、あらゆる物が高いです。
どれくらい高いのか気になる方は、僕がデンマークで買ったいろんな物の値段をまとめた記事があるので、もしご興味あればそちらもご覧ください。

あんまり知られていないデンマークのこと
ここまではデンマークの「有名なもの」について書いてきましたが、ここからは、たぶんあまり知られていないデンマークのプチ情報をご紹介します。
みんな英語が流暢に話せる
デンマークの人は、ほとんどの人が英語を話せます。
しかも、めちゃくちゃ流暢に。
僕はデンマーク国内あちこち周りましたが、田舎の方へ行くと、たまに英語が話せないという人がいました。
が、簡単な会話ができるぐらいには話せていたので、日本人のいう「話せない」とは違うと感じました。
僕の体感だけをお話しても説得力がないので、具体的な数字を見てみましょう。
EFという企業が発表している、英語能力指数というデータがあります。
英語能力指数は、各国の英語レベルを数字で表したものなのですが、その調査ではデンマークは世界第3位です。(2017年)
この数字からも、レベルの高さが窺えます。
ちなみに日本は37位でした。
他の国も気になる方は下のEFのホームページをチェックしてみてください。
背が高い
デンマーク人、めちゃくちゃ背が高いです。
僕はデンマークに来た初日、コペンハーゲン空港に着いた瞬間にその背の高さを感じました。
平均身長は、なんと男性が181cm、女性が168cm。
デカすぎる・・・!
男女合わせたランキングでは、英語に引き続き、世界3位です。
これは必要ない情報かもしれませんが、僕は女性の平均身長にも達していません・・・。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
デンマークって日本ではあまり知られていない国ですが、中にはご存知のこともあったと思います。
この記事が、「デンマークってどんな国?」という疑問の解消に少しでもつながると嬉しいです。
それではこの辺で。

<参考>
- The LEGO Group
- LEGOLAND
- Carlsberg Japan
- technavio Blog
- 留学・海外留学はEF|EF留学公式サイト
- Average height of men and women worldwide
- クラフトマンシップ – ロイヤルコペンハーゲンオンラインショップ