今日はエーベルトフトで開催中のお祭り、Ebelfestivalについて。
昨日、ガラス美術館「Glasmuseet Ebeltoft」について書きました。
実はその美術館に行ったあとに、少しだけ時間ができたので、そのお祭りをちょっと覗いてきました。
りんご祭り「Ebelfestival」
Ebelfestivalとは?
Ebelfestivalは、デンマークの古い街エーベルトフトで開催されている「りんごのお祭り」。
このお祭りのビジョンは
- りんごの知識と体験を提供する
- エーベルトフトの歴史と文化について発信する
の2つ。
また、
- デンマークのりんごの知識を広める
- 多くの子供と大人に祭りを楽しんでもらうこと
- デンマークのメディアにエーベルトフトのことを伝えてもらう
の3つを目的としています。
スローガンは「Se, Smag, Vær Sammen」。
これは「見て、味わって、一緒に過ごそう」というような意味ですね。
いつ?どこで?
このお祭りは、毎年42週目に開かれます。
あ、42週目という言い方はあまり日本では馴染みがないですが、こっちの人って、週に番号を振る「ウィークカレンダー」というのを使っています。
僕の学校でも、その週の番号を使って、「30週のスケジュールは、これ!」みたいな感じ指示されます。
「今は何週目や・・・」って、慣れてない僕はいつもよくわかってませんが。
で、このりんごのお祭りEbelfestは、毎年42回目の週に、1週間に渡って開催されます。
今がちょうど42週目に当たっていて、今週ずっとお祭りしてるんですって。
「そんな平日にやっても人来るんかな?」って思ってたんですが、
どうやらデンマークには「秋休み」なるものが存在していて、子供たちは学校が休みらしい。
その秋休みも毎年42週目になっているんで、このりんご祭りもそれに合わせたようですね。
この祭りの開催場所は、上でも書いた通り、僕の好きなデンマークの古い街エーベルトフトというところ。
市役所を中心に、街全体で開かれるイベントです。
祭りの様子
この祭りの中心は、古い市役所の前です。
ここがメイン会場のようで、出店のテントが並んでいました。
日本でもお馴染みのりんご飴や、お酒、雑貨などなど、いろんな物を扱っていました。
あるテントの中にはこんなものが。
15枚ほどの絵が飾られていたんです。
よく見ると、1枚ずつ番号が振られ、さらに紙と鉛筆が置いてありました。
これ、どうやら来年のポスター案の候補らしく、みんなで投票できるようになっていたんです。
個性的で面白い絵がたくさんあったんですが、僕のお気に入りはこれ。
エーベルトフトらしい古い建物とりんごの絵、あとこの絵のタッチが好きで、これに投票しておきました。
来年どうなってるか楽しみ。
このお祭りの中心地には、こんな物もありました。
そう、りんごを使って作るアートです。
写真のように、子供たちがりんごを壁に貼っていました。
僕が見たときは、まだ祭りの初日ということもあって、全然未完成でしたが、この1週間をかけて完成させるんでしょうね。
素敵な発想です。
これを横目に、街の中へと入っていきました。
すると、僕の目に、すごく気になる光景が飛び込んできました・・・。
最初見たとき、僕は倒れているんかな?って思っちゃったんですが、よくよく見ると人形でした。
背中にお店の名前と場所が書かれていて、どうやらこれは看板のようです。
ちょっとびっくりしたけど、目を惹き付けるユニークなアイデアですね。
あ、そうそう。
この祭りで僕が唯一買ったものがあります。
それがこちら。
これ、屋台で売ってて、味見させてもらったらめちゃくちゃ美味しくて、思わず買っちゃいました。
アーモンドのお菓子なんですが、カリントウっぽい感じです。
このお菓子、人気のようで、いろんな人が買って帰ってました。
まとめ
というわけで、今回はエーベルトフトのりんご祭り「Ebelfestival」についてお届けしました。
日本ではあまり知られていないお祭りだと思いますが、もしこの時期に近くまで来たら行ってみてくださいね。
可愛らしい祭りでした。
エーベルトフトには下の記事で書いたガラス美術館など、他にも見所があります。
古くてヒュッゲな街なんで、ぜひ訪れてみてください。
それではこの辺で。