カルーホイスコーレ生活10日目です。
こんにちは。
昨日はデンマークの国民学校を訪問させてもらったんですが、今日は1日学校で過ごしました。
午前中はデンマーク語のクラス、午後は選択授業で英語のクラスにお邪魔した、という感じです。
今日のデンマーク語のクラスでは、デンマークの「SU」をテーマとして扱っていました。
「SU」、ご存知でしょうか?
SUは、Statens Uddannelsesstøtteの略で、学生が政府からお金をもらえる制度です。
「学生が政府からお金を」となると、
って思うかもしれませんが、奨学金とはまた違います。
SUは、
- 返済不要
- 最大で月に5500DKK(約85,000円)もらえる
- 最大5年間もらい続けることができる
- 対象は学生全員
っていう、めちゃくちゃ魅力的な制度なんです!
すごくないですか?
最大5年間、毎月8万5千円もらい続けることができちゃうんですよ?
しかも学生全員ですよ!
最初この制度を知ったときは、羨ましくて仕方ありませんでした。
日本では、奨学金を借りて大学に行っても、そのあとの返済が大変で、中には返せていない人もかなりいて問題になっていますよね。
僕も奨学金を借りていた身で、返済の「重し」をすごく感じてました。(もう完済済みです)
「学生は学業に専念すべし!」というこの制度にめちゃくちゃ賛成なんですが、やっぱりいいことばかりではないようで、デンマークでもいろんな意見があるみたい。
要は国民が支払ってる税金から出ているわけなんで、
みたいに思ってる人もいるそうです。
クラスメイトの意見の中に、
「学生はアルバイトもすべき。働かないと、勉強を何のためにするのか理解できない。」
というものがあり、これにはめっちゃ共感。
僕も大学生のときは勉強なんてほとんどせず好きなことに時間を費やしてた組。
当時はやりたいことも見つからず、それでいいと思ってました。
けど、社会に出て働いた経験をした今、改めて考えると、
「もっとあれを勉強しとけばよかったー!」
って思うんですよね。
それはフルタイムで毎日働いてみてわかったような気がするから、ある程度の時間「しっかり」働く経験も大学生には必要なのかも。
でも、当時の自分がその経験をしたところで、そこまで気づくことができたのかな?という疑問もある。
みなさんは、デンマークのSUという仕組みについてどう思いますか?
賛成ですか?反対ですか?
そしてその理由は何でしょうか?