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日々の学校生活

デンマークで冬の海にダイブしてきました

先頭を切ったデンマーク人の生徒

死ぬかと思った・・・。

こんにちは。

さっき、海にダイブしてきました。

もうホンマに寒かった・・・。

今日はこのクレイジーな行動について書こうかなと思います。

寒中水泳はデンマークの文化?

寒中水泳はデンマーク人の文化の一つ?みたいなんです。

なんと僕のいるカルー・ホイスコーレの生徒の中に、毎朝海に泳ぎに行っているデンマーク人がいるんですよ。

*カルーホイスコーレについての詳しい話は下の記事に。

これを読めば「カルー・ホイスコーレ」のことがわかります。
これを読めば「カルー・ホイスコーレ」のことがわかります。今回は、僕が通っている、カルー・ホイスコーレ(Højskolen på Kalø)という学校について。 僕はデンマークにいた1年間...

驚かないでくださいね?

その毎朝海に泳ぎに行ってる方、60歳を超えている女性です。

いやー、ホントにびっくり。

この学期が始まったのは8月。

その女性は、8月からずーっと毎朝海に行ってるんです。

ま、でも8月ならまだわかるじゃないですか?

デンマークの夏は日本ほど暖かくはないにしても、でもそれなりの気温はありますから。

でも、もう冬ですよ?

明日から12月ですよ?

今の気温、朝だと0℃を下回る日もあるんですよ?

それでも彼女は毎朝の寒中水泳を日課にしてはるんです。

8月から毎朝海に行くという話は聞いていたんですが、まさかホントにここまで続けるとは・・・。

脱帽です。

帽子は被ってませんが、脱帽です。

変なノリで海に行くことに

僕、寒中水泳になんて正直興味ないんですよ。

寒いし。

でも、ある生徒から、

「お昼ご飯食べたあと、海に飛び込むけど行く?」

って聞かれて、

「はい?」

ってなったものの、

「えー、んー、行こか」

と返事してしまいました。

なんでかというと、今日でこの学校を去る生徒がいるから。

その生徒はデンマーク人なんですが、この学期の終了を待たずに先に学校を辞めちゃうんです。

どうやら兵隊に行くらしく、その開始が来週かららしいのです。

反寒中水泳を掲げていた僕も、

「アイツとの最後の思い出になるかも・・・」と思うと、

心を動かされたのです。

海に飛び込む前に筋トレでウォームアップ

というわけで海に行くことになった僕たちですが、その前にトレーニングルームで筋トレして体を温めてから行くことに。

この真冬でも、汗をかいて体をポカポカにした状態で行けば大丈夫やろ!というロジックです。

軽く1時間ほど体を動かし、体はちゃんとポカポカに整えることに成功。

これで準備はバッチリ。

ということで海に向かいました。

海に着いた頃には体が冷えていた

いやー、浅はかでした。

僕たちの考え、浅はかでした。

海は学校から徒歩5分なんですけどね、もう着く頃には体キンキンですよ。

筋トレで温めた熱、きれーいに冷めてましたよ。

なんやったんやろ、あの時間。

そして海にダイブ

海に到着した僕たち5人。

僕は寒さに挫けそうになっていましたが、今日で学校を去るそのデンマーク人の彼が真っ先にダイブ!

先頭を切ったデンマーク人の生徒先頭を切ったデンマーク人の生徒

さすがデンマーク人!

こんなの屁でもないんかな?!

と思って見てたら、海の中で死ぬほど苦しんでました。

海の中で苦しんでいるデンマーク人の生徒海の中で苦しんでいるデンマーク人の生徒

デンマーク人にも、寒いものは寒いようです。

彼に続いて僕たちもダイブ!

もう、ソローっと足先から入るなんていう勇気は僕にはありませんでした。

勢いで飛び込みましたよ。

宙に浮いているとき、水の中に入ってしまったら平気かな?と思ってたんですが、

その考えも完全に浅はかでした。

地獄。

海の中、地獄

JIGOKU。

動かずにジッとしていたら、そのまま悪魔に足を引っ張られてあの世へ連れていかれそうなぐらいの寒さ。

僕は必死に体を動かし、人生で一番ダイナミックな平泳ぎをしましたよ。

いや、クロールしろよっ。

って思われたそこのあなた。

僕はクロールができないんですよ。

というか苦手なんですよ。

息継ぎをしたら、逆に苦しくなるタイプの人間なんですよ。

背泳ぎはできるけど、こんな時に背泳ぎするのも変やし、平泳ぎを選びました。

海から上がるためのハシゴを目指し、一目散に水をかきました。

無事に海から上がれたものの、タオルまでの距離が遠く感じる。

足の感覚がないことを実感しながら、残り少なくなったパワーを振り絞り、見事タオルをこの手に掴むことができました。

震えながら服に着替え、これでミッション完了です。

まとめ

というわけで、今日はデンマークの真冬の海にダイブした話でした。

う絶対にやりたくない。

と強く思いつつも、デンマークらしいことができた達成感と、彼との最後の最高の思い出が作れて、体とは反対に心はホッコリしている僕なのでした。