コペンハーゲンの名物といえば何でしょうか?
「人魚姫の像!」
と答える人が多いかもしれませんね。
その「人魚姫の像!」の目の前に、星の形をしたカステレット要塞があります。
今回はカステレット要塞がどんなところなのか書こうと思います。
カステレット要塞とは?
星型もしくは亀型の要塞
カステレット要塞(Kastellet)は、デンマークの首都コペンハーゲンにある星型の要塞。コペンハーゲンを守るために作られたそうです。
カステレット要塞を上から見るとこんな感じ。
ちょっとガタガタしてますが、星っぽい・・・ですよね?いや、でも、みんなが「星型だ」って言うから星っぽく見えるだけの可能性も。ちょっと亀にも見えるのは僕だけでしょうか?
「カステレット」の意味
と思われた方、いますか?
実は、カステレット(Kastellet)はデンマーク語で、「要塞」って意味なんです。
つまり、カステレット要塞を直訳すると、「要塞要塞」になっちゃうと思うんですけど、気にせず進めましょう。
カステレット要塞の歴史
ちょっとだけ歴史の部分に触れます。(ちょっとだけです。)
カステレット要塞は、1626年に、クリスチャン4世という王様が作ることを計画しました。でも彼、死んじゃうんです、1626年に。
それで計画が「オジャン」になっちゃってたら、もちろんカステレット要塞は今ないわけで。つまり、誰かが代わりに完成させたことになります。
それは一体誰なのかというと、クリスチャン4世の息子であり、彼のあとを継いだ王様であるフレデリック3世だったのでした。(順当すぎる)
フレデリック3世は1662〜1665年にかけてカステレット要塞を完成させます。もちろん、王様が自らトンカチやったわけではありません。オランダ人の要塞建築家Henrik Rúse(ヘンリック・ルーゼ)によって建てられました。デンマーク人が作ったわけではないんですね。
そのフレデリック3世にちなんで、最初は「フレデリクスハウン要塞」と呼ばれていたそうですよ。でも、今はカステレット要塞(要塞要塞)です。
カステレット要塞にある建造物
カステレット要塞には、建物がいくつかあるんですが、今では軍の兵舎やオフィスとして使われています。
敷地内には教会や風車も建っています。
教会は1704年に建てられたんですが、今も残っている貴重な建物。
赤い風車はここにしかない種類らしく、可愛らしい形をしています。
どちらも写真を撮り忘れました!すいません。ぜひ現地で見てきてくださいね。
今は市民の憩いの場
かつて要塞として使われていたこの場所ですが、今では緑たっぷりの気持ちいい公園になっています。市民の憩いの場として機能しているみたいで、僕が行ったときも、散歩やランニングをしている人たちがたくさんいました。
ホント気持ちいい場所なので、ぜひ散歩してみて欲しいです。
行き方
カステレット要塞は、Østerport駅(M3)から徒歩2分の場所にあります。
アマリエンボー城やデザインミュージアムの近くなので、合わせて観光できますよ。
営業時間
カステレット要塞は公園なので24時間開いているのかと思いきや、コペンハーゲンの観光サイトVISITCOPENHAGENには下のように書かれています。
● 3/31 – 9/30
毎日6〜22時
●10/1 – 3/31
毎日6〜20時
門が閉まっちゃうのかもしれません。
カステレット要塞は散歩におすすめ
今回はカステレット要塞について書いてみました。
緑と堀の水が気持ちを落ち着かせてくれる、心地いい場所です。
散歩するのにぴったりなんで、観光疲れを癒しに行ってみてくださいね。
◇参考文献
・Kastellet forside
・The Citadel | Military barracks | VisitCopenhagen